世界は「伝える力」で変わる

なんでこの人、わかってくれないのよ？！？！

一生懸命話しても
「え？なんで？」という反応しか得られなかったり、

ひどいときには、全く逆の捉えられていたり、

人に何かを伝えるのは
本当に難しいものです。

どのぐらい難しいかというと・・・
ちょっと、考えてみてください。

みなさんがもし
自分の最寄り駅から、自宅までの道順を、
初めて家にくる人に、わかりやすく伝えようと思ったときに、

どんな風に伝えますか？

◯◯駅の、北口をでて、
出たところの◯◯という店があるから
その横の道を曲がって・・・

などなどなど、

道や地図を説明すると、
ものすごくわかりやすく説明してくれる人と、なんだかいまいちよくわからない人と、

いろんな方がいらっしゃいますよね。

地図を説明することって
条件は同じのはずなんです。

地図、店、場所、
それはら全部同じだからです。

だけどそれを、どう表現するかによって
伝わりやすさが天と地ほど変わります。

あなたは
お友達やお知り合いから
「説明がわかりやすいですね」と
言っていただくことがありますか。

それとも、
何も言っていただけないことが多いですか。

何も言っていただけないのは、つまり
わかりにくい、ということを
暗に感じていらっしゃるのかも、しれません。

情報を正しく伝える、ということは
案外難しいんです。

また、もう一つ想像して頂きたい。

もしあなたが
なにかに対して、
なんらかの感情を持っているとき、
それを相手に伝えたいと思ったら、
どのように伝えますか。

相手は配偶者さんでも
お子さんでも
上司でも
両親でも
友達でも
誰でもいいです。

例えば、今日の夜食べようと思っていた、最後のシュークリームを、
家に帰ったら、夫が食べてしまっていたときにイラッとする、みたいなこと、ないですか。

そのとき、

「なんで食べるのよー？！最低ー！！！」

と怒りをぶちまけたら
どうなるでしょう。

その時はごめん、と謝るかもしれません。
だけど、きっとまた同じことが起こる気がする。

感情は表現するけど
言いたいことが伝わっていない、
ということが、
本当によくあります。

だってそもそも、自分の伝えたいことが何なのかが、明確になっていない場合が多いですし、

またその、明確になっていないものを
言語とという形のあるもので
相手に伝えるわけですから、

そこの自分の解釈や言語の捉え方、与え方というバイアスが入ってきます。

また、受け取るほうも、
言語に対する受け取り方が１００人いたら１００通りなので、

とにかく、ほとんど伝わらない、ということなのです。

私達は、伝える方法を学ぶ機会がありません。

学校でも、塾でも、家庭でも、
きちんと相手のことを理解し、
相手を慮って
自分の言いたいことを
相手がわかって
腑に落ちるように伝える、

なんなら

腑に落ちた先には
相手の行動が変わるレベルで
伝えることができる

なんてことは、
どこでも、誰からも、学ぶ機会が
ないのです。

だけど世の中は、コミュニケーションであふれています。

仕事をしていようと、いまいと
一人ぼっちで孤独に暮らしていたとしても、

誰かと何らかの関わりを持たないと
人は生きていけませんので、

かならず人に何かを伝える、
というシチュエーションがあるはずです。

もしその時
本当に気持ちを素直に伝えながら、
だけど相手が傷つくこと無く、
なんなら相手が行動を変えてくれるように伝えるには

一体、どうしたらいいのでしょう？？？

まずは、大前提として
ほとんど伝わっていない、ということを
知ることから始めましょう。

「これぐらい、わかるでしょ」

は、奢りです。
相手はわかりません。

相手の環境やレベルや状況での理解と、
自分の環境やレベルや状況での理解とでは

全く理解しているものが違う

と、とにかく自覚いたしましょう。

そこからやっと、
どうやったら相手に伝わるかを
考えることができるのです。

伝える力、について
ちょっと深ぼっていきますね。

続く

今日もお読みいただき
ありがとうございます。