肚を決めるってどういうこと?
ギール里映です。
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肚を決めるってどういうこと
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肚をくくって取り組んだことに
どんなことがありましたか。
私の場合、一番最初に覚えているのは
大学受験でした。
私立の、とくに進学校でもない高校生だった私、クラスメイトのほぼ9割が、推薦で大学にいくような学校で、受験をする子は少数派でした。
経歴にも書いてますが、関西学院大学という、関西では関関同立と言われる私立校を目指して、高3の夏休みから勉強を始めた私。
はい、ずばり、遅いですね・・・
7月から2月まで、約7ヶ月ほどの期間です。
最近の受験事情では、7ヶ月のみの受験勉強なんてありえない!ということになるかと思いますが、当時はそんな感じでも、そんなに驚かれなかった。
しかし、むしろ驚かれたのは
準備期間の短さではなく、
私の成績でした・・・
「この成績で、まさか関関同立狙うの??」と、学校の先生も相手にしてくれず、
塾でも、すーっとE判定だったので
誰も何も期待してくれませんでした。
私の成績では、国公立を狙うのは絶対に無理だから私立にしましたが、それでも状況はかなり厳しいものでした。
そこで私がしたこと、それはつまり
「肚を決めた」
のです。
絶対に合格してやる、と。
E判定だろうとなんだろうと
絶対に合格する、と決めました。
受験は、志望校の3学部を含み、
合計7校ほど受けましたが、
いわゆる滑り止めは、1校も受けませんでした。
親からは、「浪人は許さない」と言われておりましたので、落ちたら、終わりです。
あとがない。
というか、自分で逃げ道を作らなかったのです。
「志望校に落ちても、こっちがあるから大丈夫だよね」
とか
「落ちても、浪人すればいいよね」
とか、そういういわゆる逃げ道を
一切排除した状況で臨みました。
そのおかげで、とにかく勉強しました。
朝4時におきて、学校にいくまで勉強し、
学校の授業では仮眠します。
(ごめんなさい、先生たち)
なぜなら学校の勉強は、
受験にはまったく関係がない内容だったのです。
そして授業が終わったら速攻塾にいき、夜おそくまで塾で勉強し、
帰宅して、また遅くまで勉強。
このころストレスが原因で
受験するころには人生最大の体重にも
なりました。
椅子に座って動かず
勉強ばっかりして、
ストレスたまってどか食いしてたので
そりゃ、太りますよね。
だけど、その、あとがない状態をつくることで、おかげさまで志望校だけ、合格したというわけです。
この時の体験が、「肚を決める」とはどういうことかを、私に教えてくれたと思っています。
何かを本当に成し遂げたいと思った時は、
肚を決めないと無理です。
適当にやってできるようになる、とかはないんです。
なんとなく余暇でやってできる、とか、ないんです。
余暇でやるのは、趣味です。
仕事ではありません。
仕事をするということは
肚を決めてとりかかるということ。
だからね、とにかく一生懸命やってみてほしい。
寝食を忘れるぐらい。
そういうことをすると
家族との時間がなくなる、とか
体力が続かない、とか
いろんなものを失うと、人は思います。
しかしこれ、全くの逆で、
そういうものを失わない代わりに
自分の自尊心とか自信とか、
自分の大事なハートを失ってしまう。
だから、がんばってほしい。
自分の失ったハートを埋めるのは
大変なのです。
肚を決めて、取り組んでみてほしい。
いま、やっていることを。
そうして次に手に入るものは
想像を超えるぐらい、プライスレスですから。
本日もお読みいただき
ありがとうございます。
ギール里映
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