サーティワンアイスクリームの後継は、アイスを食べない？！

こんにちは、ギール里映です。

 

息子の学校の誕生日パーティで、
なんとサーティワンのアイスクリームケーキが
使われることになっていしまい、
少し調べてみたら、
面白いことが分かったので
シェアします。

 

サーティワンアイスクリームは、
日本以外の国では
ベイスキン・ロビンズ（略してBR）
と呼ばれています。

 

 

現社長の息子、ジョン・ロビン氏は、
子供の頃にポリオにかかり、

 

 

そのおかげで体が麻痺し、
車椅子生活を体験したことがあります。

 

 

片脚がもう片方の脚より
３インチ短いらしく、

 

当時の主治医も、
「成長期が終わったら、
もう諦めるしかないね」
といっていました。

 

そこから食事を見直したジョン氏。

 

完全に砂糖が入っていない、
きちんとしたホールフーズ
（添加物のないピュアな食べ物）を食べ、
牧草を食べて育った本物のお肉に変え、
ヨガをすることで、

 

彼の体調はますますよくなり、
見事医者の予想を裏切り、
カラダが回復したのです。

 

ロビン氏は、
アイスクリーム屋としての自分の人生を、
ホールフーズを普及する身に変えていきました。

 

ホールフーズは、砂糖が絶対NGなのです。

 

２０１０年にロビン氏はこう書いています。
「ベン＆ジェリーは原材料のミルクに、
遺伝子組み換えの成長ホルモン（rBGH）を
使っていない牛のミルクを
使っているのに、

 

なぜハーゲンダッツや
ドレイヤーやサーティワンはできないんだ？」

 

rBGHはカナダ、ニュージーランド、
日本、オーストラリア、EU27カ国では
禁止されているホルモン剤です。

 

彼はその文書で、
rBGHは牛の膀胱に炎症を起こし、
そのために抗生物質の投与が増えてしまうと指摘。
抗生物質がたくさん入った乳を飲んだ結果、
人間の腸を荒らしてしまいます。

 

そこから彼は、
大企業の仕事のやり方や、
企業の欲に対して疑問を持ち、

 

多国籍企業が暴利を貪っている産業、
つまりバナナやカカオ、チョコレートなどにも
関心を持ちます。

 

労働者が蔑まれて、
適正な賃金を支払われず、
労働させられていることが、
彼には我慢できないのです。

 

これ、大事なことなんです。
とロビン氏はいいます。

 

そこでロビン氏は、自ら「幸せな牛はいない」（原題：NO HAPPY COWS）という本を出版。
これは食品業外の多国籍企業、大企業が
どんなことをしているのか、
というのを、

 

自らが多国籍企業の後継である
ロビン氏ご本人が暴露している本として、
世界で話題になってます。

 

「（アメリカの）食状況は、
貧しい人たちが安い食べ物を
食べるような仕組みになっています。

そして企業はそんな安い食べ物を
もっと売るために、
砂糖、塩、油を使って、
体に中毒を起させ、
彼らが製造する加工品をよりたくさん売ろうとしているのです」

 

さらにロビン氏は、
「新しいアメリカの食事」
（原題：Diet for a New America 25th Anniversary Edition: How your Food Choices Affect Your Happiness, and the Future of Live on Earth）も出版しています。

 

ロビン氏が一番気にしているのは、
自らの健康や子どもの健康、
という小さい枠のものではなく、

 

 

多国籍企業、大企業たちが
お金儲けのためだけに、
弱者から搾取する今の
社会の状況そのもの。

 

自らが世界的なアイスクリーム屋であるロビンさん、
そのご本人が、
この弱者を搾取する今の世界の状況に対して、
ちゃんとメッセージを発している。
さすが、アメリカだなと思います。

 

 

これが日本だったら、
と思ったんですが、
全く検討つきません。

 

例えば、某森永製菓の社長が、
自社製品は全く食べず、
オーガニックフードやシュガーフリーばかり
食べているようなイメージでしょうか。

 

 

今回のことですっかり
「サーティワンって、悪くないじゃん」
と思っちゃいましたが、

 

しかしやはり、あの量の砂糖を、
子どもの口に入れるのは、

親として、どうしても、抵抗がありますね。

 

 

 

パーティは２７日。
さて、どうなることやら。

 

 

今日もお読みいただき
ありがとうございます。

 

 

食べる筋トレレシピの専門家
ギール里映