人生は思ったようには転がらない、思った以上に転がるからだ
こんにちは、ギール里映です。
子どもが生まれ変わる食事 vol.1239
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東京で決まった就職先はまさかの
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代表ギールがなぜ食べトレに至ったのか、
振り返って公開しております^^
(前回までのストーリーは、
一番下にリンクがあります)
2000年に、東京に引っ越してきました。
仕事のあてもなく、
なにもないスタートでした。
だけど、当時付き合っていた彼と結婚をして、晴れて東京で、新しいスタートを切ったわけです。
仕事をさがすために、とらばーゆの求人をみていたら、
「現代美術画廊 スタッフ募集」
というのを見つけて、
迷わず申し込みました。
締切が昨日、と過ぎていたので、
慌てて電話して、まだ大丈夫ですか!!??
と問い合わせたところ、
「大丈夫ですよ」
という、優しそうなオジサマの回答があったので、慌てて履歴書をかいて、職務経歴書をまとめあげて、投函しました。
数日後、書類選考に通ったとの連絡があり、いよいよ面接となりました。
伺った先は、銀座の一角にある「画廊」。
ちょうど、マルコ・ティレッリという作家の個展を開催中で、ちらりと値段をみたら、1点100万円を超えている。
ココロの中で「オオオ」と思ったことを
いまでも覚えています。
面接で何を話したか、よく覚えていないのですが、多分、画廊さんがどんな仕事をしているか、というのをお聞きして、
私が何ができるかをお伝えして、
それで、なんだかよくわかりませんが、
採用通知をいただきました。
あとから伺った話ですが、
当時、その求人募集に対して、
150人以上の募集があったそうです。
その中から選ばれたのは、たった一人、つまり私でした。
当時、28歳。
海外経験があって、英語も話せて、
デザイン&編集なんかもやってきてるので「体力あるだろう」とみなされたのでしょう^^;
決して、いままでの実績とかではなかったと思います。だって、ないからさ。
美大出身でもなく、美術の知識なんて、
中学校で習った美術史どまり、ですよ。
まだ当時、マティスとピカソの区別もつきません。油絵とアクリルの違いもわからず、
本当に、まったく、なにも、美術のことを知らなかったのです。
それでも、そういう仕事に応募する自分の度胸を、ほんとうに、ほめてやりたい、というか、あきれる、というか・・・
ただ当時、私は、見たかった、知りたかったんです。
なぜ、絵画や写真という、畳1枚分ぐらいのものが、何百万円、ときには何億円で取引されたりするのだろう?
その価値や価格は、どうやって決まるのだろう?
そういう、アートの世界と経済の世界の関わりを、この目でみて、確かめてみたい、と思ったんです。
だから、美術の知識も経験も一切ないけど、そういうことが学べそうな画廊という場所に脚を踏み入れてみました。
ここでも、編集のときと同じ、
どんな仕事でも、全部やろう、と決めていました。
お金や時間は度外視して、とにかくまなばせてもらうんだ、と、
毎日遅くまで残業してみたり(残業代などつきません)
どんな仕事にも、ノーといわないようにしていました。
ただ、上司である社長と、
電話の優しいオジサン=番頭さんは
とっても優しい方たちだったので、
一応、既婚の女性である私を大切にしてくれて、無茶な仕事、大変な仕事をさせないようにしてくれました。
画廊の仕事って、華やかな仕事だけじゃ、ないんです。
重い絵を担いで、取引先のところにもっていったり、
展覧会会場では、自分たちで設置するので、
ジーパンとTシャツで、汗にまみれて展示作業したり、
お客さんに頼まれて、
東京じゅうを走り回って
とあるワインを買い求めたり
旅行の手配をしたり、
絵の売買だけにとどまらない、
多岐に渡る仕事を
体験することができたのです。
さて、そんな素敵な画廊の仕事、ですが、
私が入社した翌日、社長が
「ギールさん、バングラディッシュにいってくれませんか」
(当時の私の名字はギールではありませんが、便宜上)
と言うではありませんか!!!
なに、バングラデッシュ?
そこ、どこ?
美術と何の関係があるの??
と、思ったのもつかの間、
速攻で
「行きます」
と即答しておりました。
私、決めるの速いんです。悩みません。
当時結婚していたけど、
「夫に聞いてみます」
とか
「相談してみます」
なんて、これっぽっちも思わない。
バングラデッシュ?なに?
行ったことないし、面白そう!
ただ、それだけで、バングラディッシュいきを決めました。
「出発は、1週間後ね」
と言われたので、
慌ててビザの申請に走り回りました。
インドとバングラディッシュだったので
両方のビザが必要ということ、
また取得に1週間かかる、というので
慌てて走り回り、
無事、1週間後に私は
キャセイパシフィックのフライトで
香港経由、インドのカルカッタに
向かったのでした。
まだ画廊に就職して1週間しか、
たっていません。
美術がなにか、仕事がなにか
ほとんどわかっていない私にくだされた
バングラディッシュでのミッションは、
日本の美術館の学芸員さんと
買い付けをしてくること
デス。
ひょーえー
ですよね。
福岡にある、福岡アジア美術館の、学芸員のお偉い方たちといっしょに、インドやバングラディッシュを2週間めぐり、現地の美術品を買い付けするという仕事でした。
そんなこと、若干28歳、
画廊に就職してまだ1週間の私に
果たして務まるのでしょうか。
それは、神のみぞしる・・・
続く。
本日も、お読みいただき
ありがとうございます。
ギール里映
=ギールのプロフィールストーリー=
さてここ数日、私、代表ギールのプロフィールをご紹介させていただいております。
最初からお読みになりたい方は、
こちらをどうぞ^^
<1>
信念をもって食べトレを伝えている本当の理由~代表ギールってこんな人
https://www.agentmail.jp/archive/mail/661/2005/245814/
<2>
デブなのに貧血だった暗黒の小学生時代
https://www.agentmail.jp/archive/mail/661/2005/246062/
<3>
デブは病気である?!~ダイエット&リバウンドを繰り返す高校時代
https://www.agentmail.jp/archive/mail/661/2005/246304/
<4>
1週間で完売!福岡で食べトレ旋風
(大学、ラクロス部時代)
https://www.agentmail.jp/archive/mail/661/2005/246539/
<5>
人生最大の挫折の先にはバブル崩壊、そして過食
https://www.agentmail.jp/archive/mail/661/2005/246796/
<6>
負け犬人生
https://www.agentmail.jp/archive/mail/661/2005/247171/
<7>
https://www.agentmail.jp/archive/mail/661/2005/247401/
<8>
https://www.agentmail.jp/archive/mail/661/2005/247636/
=協会主催の講座は現在日程調整中です=
*インストラクター養成講座
協会主宰は、夏以降になります。
各インストラクターのページをご確認くださいね。
*食べトレ望診法講座「見えトレ」
次回、東京開催を予定しています。
こちらも詳細を今しばらくお待ちください。