あなたはお祭り派?見る派?知らんぷり派?
ギール里映です。
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膨大にお金がかかる祇園祭、
賛成?反対?
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7月17日は、祇園祭。
京都の三大祭の一つ、
日本でも有数のお祭りとして
毎年7月に京都で行われているお祭りです。
行ったことある方、
いらっしゃるかな?
あまりにも人が多いので
リアル京都人でも、行ったことがない人も多いです 笑
ちなみにうちの実家はまちなかにあるので、なんとなく毎年必ず参加。
今日も朝から、
コンコンチキチンコンチキチンを
リアルに聞いてきました。
このお祭り、いろんな見どころがあって
1回体験しただけでは到底全貌を見ることができません。
(山鉾マップ)
たとえば、山鉾に使われている
織物、タペストリー。
西陣織のすごいのがたくさんあって、
国宝に指定されているものもあります。
このサイトに詳しくまとめられています!
http://www.kyotodeasobo.com/gion/yamaboko/
また、お祭りで買うことができるちまき。
これは、食べるちまきではなくて
笹でできたちまきの形をしたもの、
これを玄関先においておくと
1年間の厄除けができるという縁起物で、
人気の鉾のものは、なかなか手に入れることができません。
見どころの一つである、お囃子。
コンコンチキチン、が有名ですが
これも、山鉾によっていろんな種類があります。少しずつ違うんです。
もう、一体、どれだけの人がこのお祭りに関わっているのかと考えただけで、
頭がくらくらします・・・
「祇園祭に参加したい!!!」
と言って、山鉾のある鉾町に引っ越してくる人も大勢いらっしゃるそうです。
昨今、マンションが増えてきたので
チャンス!とばかりに。
このお祭りのために
みな1年がかりで練習したり、準備したり、
それはそれはものすごい熱の入れようです。
私も若い頃は
「なんでこんなおまつりするんやろ?
大変やん?
お金かかるし?
税金がもったいないわー」
なんて、思っていました。
だけど今は、
これだけの人が関わって
たくさんの人が価値あるものとして
1000年以上も続く歴史と伝統を
継承していくって素晴らしいことだなぁ、
そういうことに税金を使うって
やっぱり大事なことだなぁ、と、
思うわけです。
もちろん、京都市、いろんな問題をかかえていますよ^^;
政治、経済、いろいろ。
観光都市でありながら、
高齢化がすすみ社会福祉にお金がかかるので決して街は潤ってはおりません。
差別問題や、同和問題もありますし。
「お祭りなんて、やってる場合か?!」
と思われる方も、いらっしゃるでしょう。
だけど、やっぱり思う。
一生懸命練習したり、準備したりして
お祭りを待ち望んでいる人達の横顔を見ると、
こういうことが、
実はとっても大事なんだなぁ、と。
経済効率優先とか、
儲かる話、稼ぐ話、
そういうことだけで世界がもし回っていたとしたら、
なんとギスギスして、居心地が悪い世界なんだろう、と。
だけど、こんなふうに
文化や伝統を大事にしたり、
街を大事にしたり
人と人とのつながりを大事にしたり、
そんな価値観で生きる人もたくさんいるから、世界は素敵に麗しい。
どっちの人たちも、世の中には必要ですよね。
「他の人が駄目で、自分が正しい!」
のではなく
人は人、自分は自分。
みんなが自分の価値観があって
それがそれぞれに価値がある。
そういうことを心から認めることができ、慈しむことができるってことが、
この世界を楽しみ、夢を叶えるためのヒントなのかも、知れません(^_-)-☆
今日の教訓:
「ばっかじゃね?」と思うことにも
価値がある
盛り上がる祇園祭を背中に
東京に戻ります〜
今日もお読みいただき
ありがとうございます。
ギール里映