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他人事、自分事?〜ほんのちょっと当事者ブックレビュー

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくおねがいします。

 

ギール里映です。

 

 

子どもが生まれ変わる食事 vol.1458

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脱!傍観者人生

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京都より、はんなりメルマガ♡

ではなく・・・

 

お正月3月日、
まだまだ新春ムードまっさかり、
私は昨日沖縄から、ほぼ半日かけて京都入りしました。地味に、疲れるね 笑

 

実家では、お年玉を待ちわびる甥っ子、
なぜか一念発起して
夫婦でジムに通って筋肉ムキムキ計画中の姉夫婦、

そして天然街道まっしぐら、我が道をどこまでもゆく母が

待っていてくれました。
ありがたいことです。

 

新春のトモショクは
イノシシ鍋となりました。

 

さてさて、本日のテーマスタートです。

 

みなさんは
当事者ですか、傍観者ですか。

 

例えば、火事になっている家があって、
だけどそれが自分の家じゃなかったり、
自分の住むエリアになかったりすると
「当事者」とは思いませんよね。

 

例えば、アフリカで子どもたちが誘拐されて、子ども兵として育てられ、自分で自分の親を傷つけないと殺される、という状況にあったとしても、やっぱり「当事者」とは思えない。

 

でね、ちょっと考えたいんですね。

「当事者」ということを。

 

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「ほんのちょっと当事者」
青山ゆみこ著

 

こちらの本を、ようやく読むことができました。

 

こちら、

「社会の出来事に当事者意識をもちましょうね」的な本かと、思うじゃないですか。こういうタイトルだから。

 

それももちろん、メッセージとして
ないことはないのですが、

もっと大切なことに、

 

*自分の小さな困りごとが、社会の大きな関心になることがある

 

ということと

 

*当事者になる、というのは、相手に対する想像力を持つこと

 

 

ということが描かれています。

 

 

著者である青山ゆみこさんは、
ひょんなきっかけからクレジットカードのローン地獄に陥ります。

もちろん、

陥ろうと思って陥ったわけではなく
まだクレジットカードがそんなに普及していなかった25年ほど前、
言われるままにクレジットカードを作って

リボ払いできる?

ボーナス一括で払える?

と、「口車に乗せられ」て、気づいたら自己破産寸前まで行ってしまったという経験をお持ちなのです。

 

 

まえがきの冒頭、

「保育園おちた日本死ね!!!」

と、大物議を醸し出した、ある女性のブログのつぶやきから始まる本書は、

 

どんな人でも、どんなに自分がちっぽけな存在だと思っていても、それでも必ず「何かの当事者」になっている、ということに気づかせてくれます。

 

 

本書を読んで思ったのですが、
私達って、ついつい、すべてのことが他人事になっている、と思いませんか。

 

社会で何かが起こっていても
自分には何かをするチカラもないし
無理だよね、

 

とか、

 

大きな社会問題があったとしても、
それは自分にはどうすることもできないから

”何もしない”

という選択をすることとか。

 

まえがきには、こんなふうに書いてありました。

 

「わたしたちが「生きる」ということは、「なにかの当事者となる」ことなのではないだろうか。

…みんなが隣にいる誰かへの想像力をもつようになれば、まわりまわって思いもかけない方向から、誰かがわたしの小さな困りごとを助けてくれる気がする。

そういうのってなんだか素敵で、とてもふくよかな社会に思えるのだ。」

(まえがきより)

 

 

本当に本当に、大納得なのです。

 

すべての人が、自分のことにだけ一生懸命になっていると、周りのことが見えなくなります。

自分だけよければ

という思考になることもしばしば。

 

そう思っている、という自覚がなかったとしても、結果として、自分だけがよければという行動にしかなっていない。

 

そんなことに
気づかせてくれました。

 

 

みんなが、いまより
ちょっとだけおせっかいになって、

周りの人達に興味をもって
想像力を働かせることができたら、

 

社会はもっともっと
暖かくて、気持ちのいい場所になると私も思う。

 

よく、世界で一番幸せな国ランキング、とかあるじゃないですか。

それって、そういうものだと思うんですよ。

 

決して、GDPが世界一のところが
世界一幸せなわけではない。

 

経済的には豊かではないかもしれないけれど、人の幸せ感が高い国のヒミツは、

実はここにあるのではないか、と思う。

 

 

自分のことだけでなく

ほんのちょっと、周りにも興味をもって

そういうことを考えたり、

何か少し行動に移すことができたり

そうすることで何か少し、

今よりも素敵な社会になることに

貢献できる自分でいたい、

 

 

そういう生き方を、選んでいきたいと主ます。

 

本書、青山さんの「となりのおねえさん」的な親しみのある視点と、

さすが関西人な、キレのあるユーモア、

「・・・なるほど!」と思える視点のするどさで、

 

面白くて一気に読んでしまいました。

 

 

2020年の目標を考えたり、
今年の決意を固めたいと願う方にとって
なにかの指針になるのではないか、と思います。

 

 

オススメです!

 

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ほんのちょっと当事者
青山ゆみこ著
ミシマ社

https://www.amazon.co.jp/dp/490939429X/ref=sr_1_1

 

 

本日もお読み頂き
ありがとうございます。

 

 

食べトレ代表
ギール里映

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