食べさせすぎかどうかがわかる3つのポイント
こんにちは、ギール里映です。
子どもが生まれ変わる食事vol.424
食べすぎ、食べさせすぎの新基準
皆さんは自分が食べる
最適な量というものを、
正確に把握していますか?
もし皆さんがオリンピックに出るような
アスリートで、
厳しいトレーニングや
食事制限をしているのであれば、
「最適の量や質」にこだわった
食生活をしていて当然だと
思うのですが、
私たちは自分たちの生活のなかで
そこまでやる必要はないですよね。
毎日の家ご飯では
「だいたいこれぐらいだよね」という量を
食べていると思いますが、
いざ外食をすると
「一人前」という量ででてくるので、
それを「そんなもんだよね」と思い
食べています。
はたしてその1人前、
本当に1人前ですか?
うちの夫はイギリス人ですが
日本に来て一番
驚いたことの一つが、
日本人のランチの量です。
いわゆる定食や、
ランチセットのボリュームが
ありすぎる!!!といって
嫌がっていました。
「外人だったら、もっと
たくさん食べるのでは?
アメリカやヨーロッパでの
1人前ってもっと多いよね?」
と思われがちですが、
特にイギリスに関しては、
ランチは質素なもんです。
しかしイタリアやスペインにいくと、
ランチは2時間ぐらいかけて
ゆっくりと、たくさん食べるもののよう。
彼らからみたら、
日本人のワンコインランチとか
立ち食い文化などは
きっと理解不能だと思います。
国によって食べ物に対する
考え方や食べ方は
千差万別ですが、
先進国のなかでは
世界共通して言えることがあります。
それは、世界的に「食べすぎ」
だということ。
例えばアメリカでは、
BMI(ボディマスインデックス)で見た場合に
”肥満”と分類される大人は33%、
子どもは18.4%。
日本人の肥満率は4.4%と、
アメリカに比べたら格段に低いですが、
文部科学省の調査によると、
ここ30年の間に
子どもの肥満は増えており、
平成17年の調査では
肥満、もしくは太り気味の
男子は22.6%、女子は25.4%でした。
大人たちの肥満率は少ないけれど、
子どもの肥満は増えているという
不思議な状況になっています。
この原因の多くは単純に、
「お母さんによる食べさせすぎ」
があります。
フロリダ大学のある調査では、
お母さんが空腹を感じたら、
「きっと、子どももお腹が
空いているに違いない」と
思って、
食べ物をたくさん与えすぎてしまう、
という結果が出ています。
また与えられた子どもは、
自分の食欲をうまく見極めたり、
ちょうどいい量を食べる、
ということができないので、
ついつい食べすぎてしまう、
という日常を
繰り返しているといいます。
私たち親は、
子どもが偏食だったり
あまり食べなかったりしたら
心配になって、
あれやこれや、食べさせようと
心を砕きます。
しかしそれが皮肉にも、
「食べさせすぎ」という状況を
生んでいます。
また子どもたちはうまく
自分の食べる量をコントロールできないので、
ついつい『もっと』を連発したり、
お母さんたちもたくさん
美味しそうに食べる我が子を
見るのが嬉しくて、
たべさせすぎてしまうのです。
またひどい時には、
子どもがおやつを食べたいから、
といって、
「ご飯を食べたら、おやつ食べていいよ」
なんていう約束をして、
たくさんご飯を食べた後に、
さらにおやつを食べている
なんていう状況に
なっているご家庭もあります。
自分や子どもが食べすぎかどうかを
判断するために、
次の3つをチェックして見てください。
1
栄養バランスが大事なので、
一汁三菜を意識した
献立にしている
2
朝ごはんは大事なので、
何があってもしっかり
食べさせようとしている
3
小さい子どもは3食で
必要なカロリーや栄養素が
とれないので、
おやつを必ずたべさせている
これら3つのうち、
1つでも当てはまっていたら、
あなたは
「食べすぎ」もしくは
「食べさせすぎ」
の可能性があります。
そもそも日本人はその昔、
1日2食しか食べていませんでした。
朝起きたら農作業をし、
昼前に終えたらそこで朝食兼昼食、
午後は小腹がすいたら
軽食(おやつ)をたべて、
夕方に夕食を食べておわり。
今みたいに、
間食する時間も、お金も、タイミングも、
文化も風習もなかったんです。
春に訪れる花粉症は、
ずばり
食べ過ぎることが原因です。
冬の間(もしくは1年を通して)
食べすぎていることで、
カラダのなかには未消化物質や
代謝物質が蓄積し、
それらをうまく排泄できないことで
肝臓に負担がかかり、
春の季節に肝臓の働きが
活発になることで、
それらの代謝物質が
一気に噴き出してしまう、
ということから起こります。
もし皆さんが花粉症で
悩んでいるのであれば、
今から!
この冬の間に、
食べるものに気をつけて見てください。
しかし冬は、
それでなくてもイベントも目白押し。
単純に食べすぎてしまう季節です。
その季節を楽しみながら
うまく乗り切る方法が知りたい!
と思ったら、
是非12月の食べる筋トレセミナーに
参加してみてください。
あなたが本当に食べさせすぎているのか、
またどうやって食べすぎ必至の季節を
無事に過ごすことができるのかの、
ヒントをお伝えいたします。
本日もお読みいただき
ありがとうございます。
食べる筋トレレシピの専門家
ギール里映