食育の本質とは?〜99%のお母さんが気づいていない食育の意味
こんにちは、ギール里映です。
子どもが生まれ変わる食事 vol.602
「食育」って、やるもの?
ではありません
今日は「食育」について
お話ししたいと思います。
このメルマガを読んでいるあなたは、
きっと食事のことが大事だと考え、
こどものため、自分のため、
そして家族のために、
何かしら、食の改善を試みたい、
と思っている人ですよね。
まさか単純に、
「カラダにいいものを食べていたら
健康になれる」
なんてふうに、
思ってはいないですよね?!
世の中の食事には、
大きく分けて2つのタイプが
あります。
1つは、
食事に気をつけている人。
理由やきっかけは
人それぞれですが、
何かいいものを摂り入れたい、
健康で、
そして美しくなりたいと、
食事にこだわる人たちがいます。
そしてもう1つのタイプは
何も気をつけていない人。
食べ物に全く
気をつけないタイプです。
農林水産省の調査によると、
日本人の97%が
食事に気をつけたいと思っている
という結果になっています。
だからこそ、
巷には健康情報が溢れ、
健康食品が溢れているのに、
日本の医療費は年々
うなぎのぼりになっているという事実…
これってつまり、
正しい方法で
食事に気をつけている人が
ほとんどいない、
ということなのです。
(正しい方法だったら、
今頃日本人は全員
超健康で超元気、なはずですよね)
そして、食事に気をつけている人たちのことを、
「食育をやっている」と
表現することがあります。
これを踏まえて、
食育という言葉を
考えてみます。
グーグルさんによると:
食育とは
食事や食物に関する
知識と選択力を身につけ、
健全な食生活が送れるように
するための教育
となっています。
この言葉は昔、
明治時代に、
陸軍医だった石塚左玄さんという方が
初めて作った造語です。
彼は1896年に出版した書籍
「化学的食養長寿論」のなかで、
このように述べています。
「子どもをもつ親たちは、
体育
知育
才育
は、食育だと考えなさい」
つまり食事に気をつけることは、
こどもたちの
カラダ
アタマ
ココロ
を育てるために、
必要不可欠なことなのだということを
説いています。
しかし今の日本では、
「うち、食べるものに気をつけているんです」
というと、
「ああ、食育やってらっしゃるんですね」
「食事制限とか、大変ですよね」
なんて、言われるわけです。
蓋を開けてみたら、
97%の人が「食に気をつけたいとおもっている」
にも関わらず。
そんなに多くの人が
食べ物に気をつけたいと
思いながらも、
結局元気のないこども、
やる気のないこども、
病気の日本人は増え続けている。
私は、こう想います。
自らが得たい未来を手に入れるために
食べるものを選ぶ。
これって、
これからの社会を生き抜く
私たちのこどもたちにとっては、
何よりも必要不可欠、
つまりアタリマエに必要になる
ことなのです。
自分が食べるものも
自分で選べなくて、
どうやって未来の自分を選び、
それに向かって努力するこどもに
育つんでしょう?
自らのココロとカラダを作る
一番大切なものを無視して、
どうして世界のことを
考えられるのでしょう。
自分のことを大切にできない人が、
どうやったら他人を想いやり、
人の役にたつ自分に
なることができるんでしょう?
そのための、食事です。
ただただ、
「あれ食べない」
「これは食べない」と
”私って、食事に気をつけてます”
オーラを振りまいて
自分たちだけがよければ
それでいい、
のではなく、
よりよくなるためには
どうしたらいいか、
それを常に考え、実践し、
人に良いものを広めていける、
そんな大人に育つために、
「食育」って、必要不可欠なものなのです。
だから、食育をやってます、とか
食育を実践しています
っていうのは
ちょっとオカシイ。
食育って、
生きるための哲学だから、
やるもの、
ではなく、
身にまとうもの
なんだと思います。
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こどもの未来は、
食事で変えられる!
私はそう信じています。
今日もお読みいただき
ありがとうございます。
食べる筋トレプロデューサー
ギール里映