ジェイミー・オリバー、マクドナルドに勝訴！

こんにちは、ギール里映です。

 

 

イギリス人シェフ
ジェイミー・オリバーが、
マクドナルドを相手取った訴訟に
勝訴しました。

 

 

ジェイミー・オリバーとは？

 

私がもっとも尊敬する
イギリスの「セレブリティシェフ」。
小さなイタリアンレストランで
修行するところから
飲食でのキャリアをスタートし、

 

英国政府の首相がトニー・ブレア氏のころ、
首相主催の晩餐会で
シェフに選ばれたことから、
一躍有名になりました。
それまで

「不味い」
「味がない」
「色気がない」

 

と言われていた
悪評たかきイギリス料理の
伝統をみごとにぶち壊し、

 

今なお続く
イギリスのフーディーブームの
火つけ役、
とも言われています。

 

 

フーディー・ブームとは？

 

イギリス人は実は、
食べることが大好きな
国民です。

 

ジェイミーが９０年代に
飲食業界、そしてテレビ界で活躍し、
彼のほかにも

 

元サッカー選手の
ゴードン・ラムゼイ氏や、

 

政治家の娘でカリスマシェフ
ナイジェラ・ローソン氏、

 

異色のイギリス料理で
ミシュラン獲得、
話題を提供し続けている
へストン・ブルーメンタール氏など、

 

数々の「セレブリティシェフ」が
メディアを賑わし、

 

COME DINE WITH MEを始めとする
超人気テレビ番組が
続々と生まれた背景。

 

おかげで今のイギリスは、
美味しいものが食べられる
国になりました。

 

 
しかし私が尊敬するジェイミーは、
セレブリティシェフだから尊敬している
わけではありません。

 

彼の活動のなかで、
私が一番共感しているのが、
FOOD REVOLUTION
フードレボリューションと呼ばれるもの。

 

イギリスの、アメリカの、
そして世界のこどもたちから
肥満をなくし、健康な食べ方を身につけることを
提唱している活動です。

 

この考え方に、
食べる筋トレは共感するところが
本当に多いのです。

 

さて、そんなジェイミー氏、
マクドナルドに対して
起こしていた訴訟に勝訴し、

 

マクドナルドのファーストフードチェーンでは、
本当の肉の代わりに、
食用肉から出たくず肉、腱、脂肪、
結合組織を混ぜた物から成る
ペースト状の生地と
アンモニアが使用されていることを
証明しました。

 

つまり、くず肉を集めて、
消毒のためにアンモニア水で洗って
パティを作っていたのです。

 

そしてこのアンモニアは、
各分野の専門家から、
「人体に悪影響がある」と
お墨付きがついている物質。

 

「そんなものが入っている食品を
こどもに食べさせるのは
賢いこととは言えない」
とジェイミー氏は言います。

 

今回の件について、
つくづく思うこと。

 

イギリスという国では、
自分の食べるものに対して
興味をもち、
安心、安全なものを食べたい、
こどもに食べさせたい
と願うのは当たり前のことで、

 

そのために、
国民は動きます。
意見を言います。
アクションを起こし、
政治を変えていきます。

 

しかし日本は、
口先ばかりで「安心・安全」といいながら、
その実情はとてもお粗末なもので、

 

私たち消費者の多くは
自分がどんなものを
食べているのかに、
なんの興味も持っていない。

 

パッケージの裏側すら、
見ない人も多い。

 

「有機」「国産」「無添加」という
あまり意味のない表記を
真に受けて、
安心と思い込む。

 

思い込んでしまったら、
そこから考えなくていいので
楽なのかもしれません。

 

この国民の考える力の差が、
国力の差なのかもしれません。

 

イギリスという国は
１７世紀の大繁栄の時代から、
７つの海を支配し、

 

１８世紀には産業革命を起こし、
常に世界の最先端を走ってきて、

 

いまでは成熟期に達した先進国の一つ。

 

その根底には、
常に考え、
行動する、という、
イギリス人たちのココロがあるのではないか？
と思います。

 

「いいなぁ、イギリス人は」
と、羨ましがるのではなく、
自分たちは今日本で、
何ができるんだろう？と、

 

常に考え、
行動する人でありたいと、
再確認したのでした。

 

「あんなに意識の高い国
ニッポンにぜひ行ってみたい！」

 

「あんなに幸せな国民が多い
日本で暮らしてみたい！」

 

と思ってもらえるような
国にしていきたいです。

 

 

では実際に、どんな行動を
すればいいのか？？？

 

 

一緒に考えて、実践していきましょう。

 

 

本日もお読みいただき
ありがとうございます。

 

 

食べる筋トレレシピの専門家
ギール里映