子どもの脳を育てるために一番大切な食材とは?
こんにちは、ギール里映です。
子どもが生まれ変わる食事vol.427
子どもの脳を育てるために、
質のよい穀物と油が必要です、
と昨日のメルマガでご紹介しました。
では、どんな穀物と油が
よいのでしょう?
そもそも、「質がいい」って
どういうことなんだろう、
ということから
考えたいと思います。
一般的には、
質が高い=高品質
品物やサービスなどの
質がよいこと、
と言われます。
では食材の場合、
どういうものが高品質になるのかというと、
ずばり、一言でいうならば、
生命力が高い食材のことです。
人間で考えると。
例えば、
いつも元気いっぱい、
天真爛漫なAさん。
気配りも上手、お話も上手、
とにかく明るくて楽しいので、
誰からも人気者です。
かたや、ちょっと根暗なタイプの
Bさん。
いつも陰気でひがみっぽく、
周りの人を妬んでばかり。
また口をひらけば
他人の悪口ばかりを言うような人。
皆さんは、どちらの人と一緒に
時間を過ごしたいですか?
……
もちろん、Aさんですよね。
なぜならAさんのほうが
元気=生命力が高く、
一緒にいるだけでこちらも
元気になるからです。
日常でよく会う人、
長い時間を共の過ごす人は、
なるべくAさんみたいに
自分が元気になる人がいい。
つまり、生命力が高いとは、
Aさんのように
ポジティブなエネルギーがいっぱいで
”元気”ということなのです。
これを、毎日食べる穀物に
置き換えると。
生命力の高い
お米を食べて欲しいと思います。
生命力の高いお米とは、
精米度合いが低く、
玄米、もしくはなるべく玄米に近い形で、
「美味しいおコメを作ろう!」
と、お百姓さんが丹精込めて
作ったもの。
またお米づくりには本来不要な
化学薬品である農薬や、
余分な肥料などもないもののほうが、
太陽や大地といった
自然からのエネルギーが
いっぱい詰まっているので、
断然生命力が高いです。
ですから、
毎日、食べ続けるお米だけは、
農薬や化学薬品を使っていない、
丁寧に育てられたお米に
して欲しいんです。
お米を選ぶ基準を
こちらに整理しておきますね。
1 産地
なるべく、自分が暮らしている土地か、
もしくは出身地でできる
お米をいただいてください。
人間も自然の一部なので、
その人が暮らす環境にあるもののほうが、
人を元気にしてくれます。
2 農薬、そしてできれば肥料を使っていないもの。
石油を原材料にして
作られる農薬は、
重金属を含む様々な
化学物質を含んでおり、
これらは体に蓄積していきます。
毎日食べるお米だけは、
これらの農薬を使わないものに
してください!
また、肥料を使わず、「自然栽培」と
呼ばれるお米は、
植物の稲としての力を
最大限に発揮して
お米を作っているので、
植物としての生命力が
はんぱなく強いんです。
子どもたちでも、
おもちゃを与えすぎると
考える力が育たなかったり
するものですが、
反対におもちゃを与えられないと、
木の枝や紙などで、
発想を膨らませて
遊ぶことができますよね。
植物もそれと一緒で、
与えすぎたらだめなんです。
そして3つめ。
3 作り手が元気なお米を選ぶ
お米も植物なので、
作り手にどれだけ愛情があるかで
育ちかたが変わります。
人間のこどもでも
全く一緒で、
親が愛情を注がずに
育てられた子どもたちは
ココロがうまく育ちません。
植物も、愛情をもって
育てられたほうが、
素直に、すくすくと成長していきます。
そして最後に一つ、
残念なお知らせです。
これらの生命力の高い食材たちは、
今の日本では
探さないと手に入れることができません。
戦後変わった食事情、
どんどん便利に、快適に、
楽チンに、豊富にはなったのですが、
その分、食の質については、
どんどん置き去りにされていきました。
残念ながら今は、
「普通」に食べていたら
病気になる時代です。
自分やお子さんを元気に
してくれる食材は、
探さないと手に入らなくなってしまいました。
だけど、みなさん、
安心してください!
今は書籍があります。
グーグルがあります。
スマホがあります。
すぐになんでも調べて、
探すことができる時代です。
ご自身のために、
またお子さんのために、
今よりちょっとだけでも、
質が高いものを取り入れてみてください。
それらは確実に、
人生の質を変えてくれます。
自分のため、
そして家族のために!
本日もお読みいただき
ありがとうございます。
食べる筋トレレシピの専門家
ギール里映