正しい塩の使い方ー自然塩、岩塩、精製塩、焼き塩、使いこなしてます?
こんにちは、ギール里映です。
子どもが生まれ変わる食事 vol.531
先日お届けしたメルマガ、
車酔い対策について、
酔いやすい人は
水分摂取と
塩の取り方に
気をつけてくださいね
とお伝えしたところ
質問をいただきました。
なぜ、おにぎりには焼き塩なんですか?
と。
今日はその質問に
お答えしたいと思います。
塩、と一言で言っても、
みなさんが考えている塩は、
実はいろいろあります。
まず、原材料で考えると、
海水からとれるものと、
岩からとれるものがあります。
日本で使われている塩の
ほとんどは海水からのもので、
モンゴルや内陸地では
岩塩が多く使われています。
また、塩の精製度でも
分けて考えることができます。
食卓塩と、自然塩。
食卓塩というのは、
精製された塩、つまり
精製塩で、
成分がほとんど全部
塩化ナトリウムです。
これに対して自然塩は、
精製されていない塩のことで、
自然のなかにある
ミネラル分をたくさん
含みもっているので、
味に深みや甘みがあります。
また、それだけでなく、
そのミネラルがあるからこそ、
食べ物の消化・吸収・代謝を
助けてくれるという
ものすごい働きをしてくれるのです。
私が”塩”というときは、
この自然塩のことを
意味しています。
そして自然塩についても、
摂るときに注意点があります。
それは、
生の塩は腎を痛める、
というもの。
調理で塩を使う場合は
加熱するので大丈夫なのですが、
生のお塩を食べる場合は、
これが却って腎を痛めてしまうので、
加熱しない場合は
かならず焼き塩を
使っていただきたいと思います。
しかし、お漬物の塩については
この限りではありません。
というのはお漬物は、
塩が食材に入ってから
「時間」を置くので、
塩が無害化されています。
また漬物以外にも、
お味噌のような発酵食品は、
発酵するという時間のなかで、
塩の害が無害化するので
腎を攻撃することはありません。
日本という国は、
魚にしろ、野菜にしろ
生で食べることが当たり前な
文化で、
これは世界のなかでも
珍しいことです。
特に東洋医学が生まれた
インドや中国では
生食はご法度。
それは、生で食べることの
カラダへの害が
大きな理由です。
まあ、日本でも少し前、
こどもが焼肉屋で
ユッケを食べて死亡する
という事故がありましたが、
忘れてますよね、すでに。
それぐらい食べ物を
「生」で食べる、
ということ自体、
あまりお勧めではない、
ということは、
食を考える上で
大前提なのです。
生食については
また別の機会に
しっかりお伝えしたいと思います。
とにかくまずは、
生のお塩については
取り扱いにご注意くださいね。
今日もお読みいただき
ありがとうございます。
食べる筋トレレシピの専門家
ギール里映