世界で一番危険な食事?こどもが発達障害になる確率は18倍
こんにちは、ギール里映です。
こどもが生まれ変わる食事 vol.642
イギリスより帰国の日になりました。
(こんなビーチも、あるんですよ^^)
1週間、あっという間でしたが
普段とは少し違ったメルマガ、
お楽しみいただけましたか?
今日はその最終編として
日英の比較から考える
こどもを最強にする食べ方を
3つのポイントでまとめてみました。
まず、1つめ。
「本物の食べ物」を食べること
について。
添加物の使用量は
日本の100分の1、
農薬を使わないオーガニックも
あたりまえに浸透しているイギリス。
また日本みたいに、
風邪を引いたらすぐに病院で薬!
というわけではなく、
ぜんぜん頻繁に
医者にいかないイギリス人たち、
つまり、化学薬品や
化学物質の摂取が
日本人よりもかなり少ないのです。
そのせいかどうかは
わかりませんが、
イギリスで「発達障害」と
診断されるこどもは
300人に1人、というデータがあります。
これに対して日本では、
100人に6〜7人。
つまり、18倍の割合!
(化学物質と発達障害の関係は
日本でも少しずつ
議論されるようになってきています)
化学薬品がついていない
「本物」を食べることが
やはりカラダとココロにとっては
大事だということは
疑いようもありません。
2つめは、
イギリスは食べ方がシンプルであること。
朝ごはんはシリアルかトースト、
ランチはサンドイッチとポテトチップス、
夕食はお肉をやいたり
魚だったり、
そこに付け合わせの野菜だったり、
ときにはパスタだったり。
このぐらいのバリエーションはあるけれど
日本と比べて本当に
メニューのバリエーションが少ない。
いろんな国の民族が
共存する社会だからこそ、
皆が自国の食べ物を愛し、
それを食べることを基本としている
という暮らしをしています。
そのせいかどうかは
わかりませんが、
アレルギーで苦しむこどもたち、
アトピーでこまるこどもたちは
日本ほど聞くことがありません。
アレルギーも、
一番話題になるのは”ナッツ”のアレルギー。
日本みたいに、
卵や乳製品のアレルギー
(もしくは不耐症)は
まだまだ、少数派です。
またそもそも多様性が
認められているので、
除去食とかで大騒ぎしなくとも、
誰もが安心して食べることができる
基盤が出来上がっていることもありますね。
1つめの気づきと合わせて
食の多様化が、
これまでになかった
体の変化=アレルギーを
引き起こしやすくしていると
私はかねがね考えています。
3つめは、これは日本がまだましなこと。
それはつまり、砂糖の消費量です。
イギリスでは11歳〜18歳のこども
1人1日あたり、
およそ80グラムの砂糖を摂取しています。
そのせいか、イギリスで問題になっているのは
こどもの肥満と、糖尿病。
この砂糖の消費量を
さげるために、
2018年度からは砂糖税を導入するぐらい、
砂糖の取りすぎがイギリスでは
問題になっています。
とにかくイギリス人、
甘いものが大好き。
ティータイムには
ビスケットやチョコレート
食後には必ず
デザートのケーキやプディング。
とにかく甘いものには
めがありません。
まとめると。
1 化学物質を避ける
2 シンプルに食べる
3 砂糖をとりすぎない
この3つだけでも忠実に
実践することができたら、
それだけでもむちゃくちゃ
効果があることなのです。
イギリスでの気づきは、
まだまだたくさんあるのですが、
今回はこのぐらいで。
そして最後に
一番大事なこと。
それは、危機感をもつこと。
日本の食は
安心でも、安全でもありません。
先進国の中で
世界最低レベルです。
まずはそこを一番、
心に留めておいてくださいね。
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こどもの未来は、
食事で変えられる!
私はそう信じています。
今日もお読みいただき
ありがとうございます。
食べる筋トレプロデューサー
ギール里映