なんで起業したんですか?
ギール里映です。
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私が起業した理由
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あらためまして。
なぜ、起業したんですか?
よく訊かれます。
みなさんはいかがですか。
なぜ、起業したいのですか?
なぜ、お勤めの人生で終わりたくないと思うのですか?
なぜ夢を叶えたい、もしくは
夢を見つけたい、と思うのですか?
いろんな方がいて、
いろんな起業ストーリーがあって
いろんな世界があるので、
みんながみんな、同じ道筋じゃないでしょうし、
同じようにやっても
同じようにできるとも限らない。
私がお伝えしていることは
私がやってみて成果がでた方法や、
私が学んできて腹落ちしていることを
なるべくわかりやすくお伝えしているつもりなんですが、
そもそも、なんで
ギールさんは起業しはったん?
(ココだけ京都弁)
ですよね。
なのでちょっと、起業ストーリーをお話します。
ねえねえ、みなさん、ちょっときいて。
私、いま、47歳なんです。
1972年生まれ。
これ、どういうことかというと
ベビーブームの一番子どもの数が多いときで、
しかも、大学卒業と同時にバブル崩壊
いろんな神話が目の前で崩れ去っていった時代です。
その次代を生きているので、
それこそ20代とか、30代とか、
起業なんて、ふつーの女子が考えられなかった時代でした。
そこから、
パソコンやインターネットが普及して、
SNSやブログが栄えはじめて、
普通の人が、どんどん起業できる社会のプラットフォームができてきました。
その時代だからこそ
「好きなことで仕事する」
とか
「自分のやりたいことを見つける」
とか
「週末だけ仕事して副業で月10万円」
なんていう働き方が生まれてきました。
私が20代、30代のころって
当時もブロガーとかアフィリエイトはいらっしゃったと思うのですが、
まだまだ、会社に就職して、みたいなことが主流だった時代。そのなかで、自分で起業するっていうのは、たまに「カフェやりたーい」みたいな熱い人達が、がんばってやってるもの、みたいな印象でしたよね。
だから、私も、
社会のプラットフォームが揃ってきた時点で、たまたま、起業、って呼ばれる形で仕事を始めた
というのが、実際のところなんです。
昔から、
「起業したい!」と思ったことは
実は一度もなくて、
ただただ、自分が好きなことで
誰かの役にたつ仕事をライフワークとして生きていきたい
ここだけはブレずに、
いろんな仕事をしてきました。
最初は英語ができる人たち専門の派遣会社で事務。
その次は、写真図書館でニュースレターの編集と製作。
この頃はデザインとか、DTPとか
写真とか、WEBデザインとか、いろいろやってました。
ちょうど、デジハリ(デジタルハリウッド)ができてきたころで、デジタル文化がますます広がろうとしていたときです。
そしてそのあと、2000年からは
東京で現代美術画廊で
アートディレクターとして仕事をしてました。ここが一番長くて、
父の病気なんかでおやすみを頂きながら、
結局息子が生まれる3日前まで働かせて頂きました。
どこの仕事も、いわゆる「正社員」だったり「パート」だったり、雇われのお仕事ではあったのですが、
私は「雇われている」と思って
不自由を感じたことや
我慢したことは一つもなかったんです。
常に、常に、好きなことを仕事にして
嫌いなことは楽しい修行、自分を高めてくれるきっかけだと思ってましたから。
編集時代には、1週間の睡眠時間が合計4時間、なんてこともざらにありました。
ぶっちゃけ、どの仕事も、お給料はよくなかったでしたし、
退職金とか、そんなものももらった試しはない。
そもそも、お金のために仕事をするという概念が、欠落しているのですね。
それはなんでかな、と思うと、
やっぱり実家の料理屋が関係しています。
料理屋の仕事は
お金のためにする仕事ではなく、
人に美味しいものを食べてもらいたい、という純粋な気持ちと、
自分が美味しいものを食べたい、という純粋な欲望から生まれるものです。
なので、料理屋は、結構経営が大変でしたけれども、父も、母も、お金がないからって不幸な顔は一つもしなかった。
いつも、なんとか、なってた 笑
そういう家で育っているので
なんといいますか
想いのために仕事するってことが、
当たり前だったんですよ。
これ、同じように感じてくださる人ってどれぐらいいらっしゃるのかな?
多分、あまりいらっしゃらないのではないか。
普通は、安定を求めて公務員とか
会社員とか、そういう仕事を求めますし、
なんなら、お給料や勤務地と言った条件で、仕事を選んだりしますよね。
だけど、そういう基準で仕事を選ぶと
結局は究極、やりたいことじゃなかったりするので、何がどうなっても不満がでる。
だけど、やりたいことをやっているのであれば、少々給料安くとも、少々仕事がきつかろうと、全く気にならないものです。
あ、で、なぜ起業したか、でしたよね。
ここまで読んでおわかりかと思いますが、
起業をしたい!とか起業をしよう!とか思ったわけじゃないんです。
好きなことを求めづつけ
興味あることに首を突っ込み続けて来た結果、それが、たまたま起業だった、のです。
人生は、何が起こるかわからないから、面白いですよね。
私も、たった3年でここまで大きくなるとは思っても見ませんでしたが、
好きなことだからこそ全力を注げるし、
全力を注ぐからこそ、成果もでる。
というわけで、なぜ起業したのか、の答えは、
ない!
あえて言うなら、自分の役割を常に常に120%果たそうとしてきた結果が起業だった、というだけです。
以上です。
今日もお読みいただき
ありがとうございます。
ギール里映