満たすべき５つの感情〜貢献したい

自分から売り込むのではなく、
向こうから「お願いします！」と言っていただけるような存在になるにはどうしたらいいのか、そこで大事になるのが人の「感情」だとお伝えしています。

そしてその感情には
５段階があります。

 

今日は５つめの、「貢献したい」

 

この感情は、実はちょっと
遠いんです。

 

人の役に立ちたいという欲求は
人は生まれつき持っています。

 

なぜなら、小さい子どもたちでも
教えなくてもママやパパのお手伝いをしたいと思って行動しますし、

 

なんならそれで親のほうが驚く！なんてことも、多いですよね。

 

これ、子どもが成長したからそう思う、のではなく、
人が本来持っている本能なんだと思います。

 

「誰かの役にたつこと」

 

これって、人の究極のゴールじゃないかな、と。人は一人では生きられませんし、周りのかたから「ありがとう」と言ってもらってようやく自分の価値を認められるようになったり、

自己承認、自己肯定感があがっていくというもの。

 

人から「ありがとう」と言ってもらえないことは、ほんとうに辛いことなんです。

 

だから人は、認められたい。

だから貢献したい

のかもしれないと思っています。

 

 

なのですが！

 

実はこの「貢献したい」という欲求、
他の欲求を満たさないと
生まれてこないのです。

 

極端に言えば、
今日寝る家もなく、
食べるもののないときに、

誰かに貢献したい！とは思えないわけで、

 

極貧を生きる人達からすると、
「キレイゴトいってんじゃねえよ！」
となるわけです。

 

だけど事実、
自分が満たされていないと
こういう欲求は生まれない、
となるわけです。

 

 

ここで考えたいのが、自分が満たされる、ということなんです。

 

 

ちょっと、想像してみてください。

 

年収２００万円の人

年収８００万円の人

年収１億円の人

 

どの人が一番、満たされていると思いますか。

 

 

ちなみに、日本のサラリーマンの平均年収は４００万円程度です。

 

そう思うと２００万円はその半分しかないし、８００万円なら２倍、１億円にいたっては数十倍になるわけです。

 

だけど

 

満たされているかどうか、というのは
決して「稼いでいるお金の量」で決まるものではありません。

 

２００万円でも幸せだと感じる人もいますし、１０億円を稼いでいてもまだまだ幸せじゃないと思う人もいる。

 

アメリカのとある調査では、
年収８００万円ぐらいまでは、
稼ぐお金の量と幸福度が比例しているという結果がでていますが、

 

それ以降は、増える収入とともに幸福度があがっているのではありません。

 

究極、自分の心を満たすには
お金だけでは足りないってことですね。

 

 

じゃあ、何を得たら人は、
幸福感を感じるのでしょう？？？

 

 

つまりこれが、人からの感謝の気持ち、ありがとうという言葉だと思うのです。

 

それを得たいから、私達は貢献したい。

 

 

究極はそこだよね、
と思います。

 

もちろん世の中にはいろんな方がいて、
自分の専門性を際立たせ、
職人的に尖っていくことに幸福を感じる人もいらっしゃいますし、

 

自分だけの学問を掘り下げて深め、
オタクのように研究に没頭する人たちもいます。

 

みんながみんな、
貢献したいという気持ちを持っているかどうかはわかりません。

 

自分のエゴがありますから
有名になりたい
お金持ちになりたい
影響力をもちたい
と、いろんなエゴがありまくりです。

 

貢献したい、と思うのも
結局はエゴだという説もありますが・・・

 

 

いやはや、感情を紐解くというのは
案外難しいものです。

一言ではうまく言い切れないですね。

 

 

私は、むしろ、すべての人が、何かに貢献できると信じています。

どんな人でも、どんな状況であっても、
存在するだけで、その存在が誰かの役にたっている、

と、本気で思っています。

 

たとえ、肌の色が違うとか、身体的な障害があるとか、ジェンダーが違うとか、国籍がどうとか、

そういうものをすべて超えて
人は、誰かの役にたつために
この世に生まれてきていると思っています。

 

 

どんな人にでも
誰かの、何かの役にたっている。

 

そのことに気づくか、気付かないかは、
その方の置かれている状況にもよりますし、もしかしたら一生気づくこと無くあちらの世界にいってしまうかもしれませんが、

 

だけど、もし、そんな風に心から信じることができたら、

それこそが、生きるための活力になると思うのです。

 

私達、起業をする人たちは、
いまよりも、よい社会を作りたいと思い
仕事をしているはずです。

 

自分の私利私欲のためだけに
行っているビジネスは
かならず失墜します。

 

私はこの、

「貢献したい」

というマインドを持てるかどうかが、
本当の起業家になるための
一つの踏み絵なんじゃないか、と思います。

 

 

「貢献したい」
とっても深いキーワードですよね。

 

この深さに気づいて考えをめぐらせることが結局、お客様の役にたつことなんじゃないか、と思います。

 

なんだか、言葉で説明するのが難しいので、ちょっと分かりづらいメルマガになってしまいました。

 

私も、未だ、探求中です　＾＾

 

なので、一緒に探求してまいりましょう。

 

 

今日もお読みいただき
ありがとうございます。