【お悩み】こどもにどうやったら、伝えることができますか?
こんにちは、ギール里映です。
子どもが生まれ変わる食事 vol.415
ただいま個別相談会
開催中です。
本日お会いしたお母様のお悩みを、
シェアしたいと思います。
本日のお母様は、
ご職業が看護師さんで、
医療の現場にいらっしゃるからこそ、
食べることの大切さを感じていらっしゃる、
そんな方でした。
病気、とくにがんになられる方と
日々接する中で、
「病気になる食べ方」
や
「病気になるマインド」
というものが確実にあると、
感じていらっしゃいます。
お子さんは9歳の男の子。
小さい頃から、
かなり食事にこだわって
こられたそうです。
添加物はなるべくさける、
無農薬や減農薬の
野菜を食べる
手作りの食事を
食べさせる…
などなど、
とても一生懸命
食事に取り組んできた方でした。
そのおかげかお子さんは、
本当に素直で、
スポーツや学校にも
しっかり取り組むタイプで、
お母さんとしてはあまり心配なところはない、
ということでした。
ではなぜ、
そのような方が相談にいらしたのでしょう?
この方の悩みは、
「子どもにどうやって
食の大切さを伝えたら
伝わるのかがわかりません」
というもの。
たくさん学んでいて知識はあるし、
実際にいろいろ取り組んでいるので
食事の力を確信しているのに、
それを上手に伝えられないと
感じていらっしゃいました。
食事のことに熱心な方に多いのが、
熱心になりすぎて、
まわりから嫌な反応をされる、
ということがあります。
「〜〜はカラダによくないんだよ」
と伝えてみても、
「ふーん、そんなこといったら、
食べるものないじゃん」
と一蹴されることも多いです。
いいものをいい、
わるいものを悪い、
と伝えるだけでは、
結局伝わらないんですね。
なぜなら、正論をいっても、
それが面白くなかったり、
美味しくなかったりしたら、
人は共感してくれません。
またもっといえば、
人に人が食べるもののことを
とやかくいうのは
大きなお世話、なんです。
人は結局、
自分が食べたいものを
食べて行く生き物です。
それを誰かの意見を聞いただけでは、
簡単には変えられません。
しかしそれがもし、
あなたが本当に美味しい!
本当に楽しい!
サイコー!!!!
と思っているのであれば、
それは自然に伝わっていきます。
だからお子さんにもし
本気で本気で伝えたい、
と思っているのであれば、
お母さん自身が、
超美味しくて幸せなところを
見せてあげるのが一番早い。
だから、そのために、
カラダにいいものを食べることを
修行や苦行にしないでください。
栄養素を補うために
あれやこれや作って食べすぎるとか、
あれも足りない、これも足りないと
足りないものばかりを補うような
食べ方に振り回されるのではなく、
毎日のリズムのなかで、
最小限の手間で、
しかもパフォーマンスが上がる食べ方を使って、
ますます輝いて欲しいと思います。
伝える、のではなく、
伝わる、ものなのです。
だからそのためにも、
ご自身の手間暇を最小限にして、
ラクに、しかし最大限の
効果がある食事を、
家族に作ってあげてくださいね。
お母さんの背中をみて
子どもはそだっていきます。
どうかどうか、
美味しくて幸せな背中、
しかもただ美味しいのではなく、
こどもの成長を最大限にサポートしている背中を
しっかり見せてあげてくださいね。
いつもお読みいただき
ありがとうございます。
食べる筋トレレシピの専門家
ギール里映