史上最強の不味いを体験!ロンドンで味わった敗北感
こんにちは、ギール里映です。
子どもが生まれ変わる食事 vol.1236
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やっと見つけた「自分」とは
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令和!
昨晩、うちの7歳時に、
「元号って、知ってる?」
と訊いてみたところ、
「うん、知ってる。新しいエンペラーでしょ。令和だよね」
と、言われてしまいました。
すごいな、7歳児。
完全に、なめてかかってました。
ごめんなさい。
そういえば、昭和から平成に変わったとき、
私は高校生だったと記憶しています。
うむ。なんの興味もなかったな 笑
友達の家でテレビをみながら、
ふーん、っていう感じだったのを覚えています。まあ、女子高生って、こういうこと興味ないでしょ、あまり、多分。
さてさて。
さてここ数日、私、代表ギールのプロフィールをご紹介させていただいております。
最初からお読みになりたい方は、
こちらをどうぞ^^
<1>
信念をもって食べトレを伝えている本当の理由~代表ギールってこんな人
https://www.agentmail.jp/archive/mail/661/2005/245814/
<2>
デブなのに貧血だった暗黒の小学生時代
https://www.agentmail.jp/archive/mail/661/2005/246062/
<3>
デブは病気である?!~ダイエット&リバウンドを繰り返す高校時代
https://www.agentmail.jp/archive/mail/661/2005/246304/
<4>
1週間で完売!福岡で食べトレ旋風
(大学、ラクロス部時代)
https://www.agentmail.jp/archive/mail/661/2005/246539/
<5>
人生最大の挫折の先にはバブル崩壊、そして過食
https://www.agentmail.jp/archive/mail/661/2005/246796/
<6>
負け犬人生
https://www.agentmail.jp/archive/mail/661/2005/247171/
ロンドンに留学して、最も衝撃をうけたものの一つに、食事がありました。
「イギリスの食事って、まずいよね」
これ、世界共通の認識になっているぐらい
有名な感じですよね。
こんな、表現があります。
Heaven is
an American salary,
a Chinese Cook,
a British Home,
and a Japanese Wife.
Hell is
a Chinese salary,
a British Cook,
a Japanese House,
and an American Wife.
天国は:
アメリカで給料をもらい
中国人のコックを雇い、
イギリスの家にすみ
日本人の妻を持つ。
地獄は:
中国で給料をもらい、
イギリス人のコックを雇い、
日本の家に住み、
アメリカ人の妻を持つ
つまり、イギリスの食事がまずいということは、もう、覆しようのない事実なのです。
そんなところに移り住んだ私。
ちなみに私、京都の、老舗料理屋の娘です。
美味しいもの食べて育ってきました。
美味しいもの食べるのが好きなタイプです。
そこで、イギリスのごはん。
とーにーかーくー!味がない。
フレイバー、と申しましょうか。
塩振ったらいいってものじゃなくて
とにかく何を食べても、味がない。
食べられないぐらいまずい、
ってこういうことか!
でした。
1時間ぐらい茹でたパスタとか
ぐにゃぐにゃになった野菜とか
とにかく、味がないんです。
どこで何を食べても、まずかった。
美味しいものを食べようとすると、外食だととても高くなるので、ほとんど自炊をしていました。
留学生だからキッチン用品もあまりもってなくて、炊飯器も、電子レンジも、なにもない。あるのはべこべこになったテフロン加工の鍋が2こと、グリル付オーブン。
しかも勉強に忙しくて料理をじっくりする暇もない。
かといってスーパーでお惣菜を買ってきても美味しくない。
デリバリーの中華やケバブは油っぽすぎてむり。
自炊、するしかないけど、時間ない。
えーい、もういいや!
となって、コーンフレークを朝晩食べるようになりました。
そしてランチには、学校のカフェでカンタンなサンドイッチを食べる。
こんな食生活が続きました。
「美味しいものを食べる」という楽しみを、イギリスにきて放棄しました。
そこに執着していたら、手に入らないからつらいんです。
案外、できるものです。
だって、美味しいものを手に入れるのが
本当に無理だったのです。
ただし、誤解なきように。
今のイギリスは、とても美味しくなっています。人々が食を楽しむようになり、美味しいお店もたくさん増えました。
相変わらず外食は日本と比べてとても高いですが、美味しいものは、食べられる。
だけど当時留学生の私は
そんな高いご飯は食べられるはずもありません。
「世の中には、食べられないぐらい不味いものがある」
というのは、人種差別、階級差別とともに、私に大きな衝撃を与えてくれました。
自分がこれまでにいた世界が、なんと小さい世界だったのか。
京都で、私立のお嬢さん学校で、
ぬくぬくと育った私は
言葉もわからない、
頼れる人もいない
食べ物も美味しくない
そんな異国の地で、自分探しの旅を続けていきました。
渡英して半年ほどたったある日、
あまりにも、周りの人が話す言葉が聞き取れず、いいかげん、うんざりしていたころ、
そのうんざりが、怒りに変わりました。
自分に対して、どうしようもない怒りがわいてきて、自分ギレ、してしまったんです。
その時の様子はあまりよく覚えてないのですが、さすがに怒りマックスでいかったあと、その怒りが収まったときに私が感じたことは、
「ま、いいか」
でした。
怒っても仕方ない。
理解できないものは、仕方ない。
もう、そういうものだと思って、受け入れよう。
そんなふうに思うことができるようになりました。
すると、ですよ。
不思議なんですが、ついに、いよいよ、周りが話している言葉が、わかるようになり始めたのです。
そして、もっといえば、相手の言っていることがわからなくても、動じなくなることができました。
「ま、いいか」って。
ある意味、諦めといいますか、
なんせ、負け犬でしたから、
もう悪あがきをやめて、
自分のことを認めることができたとたん、
いろんなことが、全て楽になって
差別も、食事も、言語も、
まったく気にならなくなりました。
不思議なものですよね^^
そしてついに私は、
探していた「自分」を見つけることができたのです。
私が何を見つけたのか?
続きは明日(^_-)-☆
本日も、お読みいただき
ありがとうございます。
ギール里映
=協会主催の講座は現在日程調整中です=
*インストラクター養成講座
協会主宰は、夏以降になります。
各インストラクターのページをご確認くださいね。
*食べトレ望診法講座「見えトレ」
次回、東京開催を予定しています。
こちらも詳細を今しばらくお待ちください。