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がんになりました

こんにちは、ギール里映です。

 

子どもが生まれ変わる食事 vol.1241
 

=================
父、がんになる
=================

代表ギールがなぜ食べトレに至ったのか、
振り返って公開しております^^

(前回までのストーリーは、
一番下にリンクがあります)

 

「りえちゃん、パパ、がんやって」

 

パリのアートフェアーから帰国した成田空港で、母からの第一声がこれだった。

 

「まじで」

 

ショックとか、悲しいとか、そういう気持ちは実はわかなかった。オドロキというか、ついに来た、というか、なんていうか。

 

電話口の母も動揺しているわけじゃなかった。いまこういう状況で、次こんな検査して、手術はいつごろで・・・みたいな話を、たんたんとしてくれたのを覚えている。

 

家族の病気、って、
悲しみとか味わってる暇はなくて
ただただ生活の一部として、「がんの闘病をする父」が組み込まれてきた感じだった。

 

父はとっても臆病だったので、自分ががんだ、と知ったらおかしくなってしまう、という家族の配慮から、父には詳細を知らさないことになった。病名だけは伝えたけれど、ステージも詳細も、「たいしたことないんじゃない」ぐらいにしか伝えなかったと思う。

 

父も、大好きなゴルフにいけなくなって残念そうだったが、

「切ったら、終いやろ」

(京都弁:手術して切り取ったら、終わるんでしょ、の意味)

と、前向きである。

 

 

ぶっちゃけると、私と父は、いや、父と娘たちは、決して仲が良いわけではなかった。

 

口を開けば喧嘩ばかり。

JK時代は、仕事をせずに、毎日ゴルフに行ってばかりいる父が理解できず、

週末も家にいない父とは、
何を話していいのかもはやわからなくなってしまっていた。

 

京都の、料理屋の2代目。

ときいたら、そりゃ、ぼんぼんで、ダメダメそうでしょ 笑

いや、2代目でしっかりしてらっしゃる方、たくさんいらっしゃいますけど、

大体2代目ってさ・・・ですよ。

 

父も例に漏れず、
一応板前の腕前はもっていたけど、
まったく調理場にはでず、

 

それでも私が小さい頃は
朝は市場に仕入れに行っていたみたいだけど、それもしなくなって、

 

朝は早くからゴルフにいき、

夜は麻雀でおそくまで・・・

みたいな生活をしている人でした。

 

 

そりゃ、尊敬できるはず、ないっしょ 笑

 

 

そんな父に意見しようものなら

「何を生意気なこというとんにゃ!!」

と、怒られる始末。結構、手を挙げられたこともありました。

 

そんな父だったから、いきなり”がん”って言われても、

 

ふーん・・・・

としか思えない自分がいて、
それはそれで、愛がないとか、家族として失格だ、みたいな感覚はなくて、

 

「一緒に住んでいる他人が、がんになった。だから?」

 

みたいな感覚でした。

 

 

それでも家族は家族なんで、
看病するのは母なんで、
何かできることはないかなぁ、と想い、

 

ひとまず、がんの研究をすることにしました。

 

片っ端からがんに関する本を読み漁りました。その数、300冊。

 

一般書では飽き足らず、そのうち医師たちが読むような専門書にも手を出したり、

 

なまじ英語が読めるので、海外の研究文書を読んでみたり、

 

とにかく私達がいまむきあっているこの、「がん」というものを知ってやろうと、調べまくりました。

 

いろいろ調べてみた結果、私が出した結論は、

 

現代の医療では、がんは治らない

三大治療法、手術、放射線、抗がん剤では、がんは治らない、という確信でした。

 

が、そのかわり、治癒する可能性があることもわかりました。

 

それが、いわゆる代替療法、と言われるものです。

 

 

食事療法を含む、自分の自然治癒力を高めて、がんが消えることがある、ということを知り、これは絶対に父に勧めたい!!!

 

と想いました。

 

食事療法にも、いろいろありました。

玄米菜食、ゲルソン療法、にんじんジュース・・・

父に食べてもらおうと想いましたが、
さすが、昭和9年生まれの父、
しかも料理屋の2代目、
美味しくないものは食べたくない、という人ですから、

 

「わしゃ、玄米なんか、食えるか!」

 

と断固拒否。

 

食事療法は、まったくもってできませんでした。

 

しかも、胃のがんで、胃を全摘したものですから、予後があまり、思わしくなく、ほとんど食べられない日が続きました。

 

一口でも食べると、気分が悪くなる。

抗がん剤も飲んでいたので、なおさら気持ち悪い。

だけど、食べないと体重が減るし、医者からは食べろと言われる。

 

「食わな、死ぬ」

 

そういって、毎日毎日、必死で食べようとする父、それをずっと横で見守る母。

 

壮絶な、時間でした。

 

食べる、ということは
まさに命をつなぐもの、なんだ。

 

自分で食べることができなくなったら、
人は死んでしまう。

 

生きたい、だから食べたい、と思っても、
カラダが食べさせてくれない、
そしてどんどん体重が減り、
40キロをきって骨と皮だけになり、

 

それでも毎日、食べるものを目の前に置いて向き合う。

 

まさに、生きるための戦いでした。

 

あんなに食べることが好きで、
どこどこの何とかが美味かった、とか
なんとかのアレを食べにいきたいな、とか

 

美味しいものを食べることが生きがいだった父が、食べたい、と思う気持ちも、
美味しい、と思う感覚もすべて奪われてしまったのですから、

 

そのココロの痛みは、想像することすら、
できません。

 

人は、食べるもので生かされている。

食べるものから、命を頂いている。

その生命は、親から子に受け継がれていって

人は最後に死を迎える。

 

 

その、人の一生で、
食べるものというのは
その一生を底抜けに楽しく実りあるものにすることもできれば、

 

病気や恨みつらみや、憎しみだけで彩ることもできる。

 

食のもつチカラを、これほどまでに
自覚させてくれたことは
父からの最大のプレゼントだったんじゃないかって思います。

 

ろくに会話もできず、
生前はよく理解もできず、
むしろ「おとんうざい」と思っていた私ですが、

 

今こうやって、自らが食に関わる仕事をさせていただくと、
父の存在していた意味が、
なんとなく、わかったような気がします。

 

 

父との思い出のエピソードを
こちらに書かせていただきました。
よろしければ合わせてお読みくださいね。

http://tenro-in.com/mediagp/63876

(天狼院さんHPより)

 

 

本日も、お読みいただき
ありがとうございます。

 

ギール里映

 

 

=ギールのプロフィールストーリー=

さてここ数日、私、代表ギールのプロフィールをご紹介させていただいております。

最初からお読みになりたい方は、
こちらをどうぞ^^

 

<1>

信念をもって食べトレを伝えている本当の理由~代表ギールってこんな人

https://www.agentmail.jp/archive/mail/661/2005/245814/

 

<2>

デブなのに貧血だった暗黒の小学生時代

https://www.agentmail.jp/archive/mail/661/2005/246062/

 

<3>

デブは病気である?!~ダイエット&リバウンドを繰り返す高校時代

https://www.agentmail.jp/archive/mail/661/2005/246304/

 

<4>

1週間で完売!福岡で食べトレ旋風
(大学、ラクロス部時代)

https://www.agentmail.jp/archive/mail/661/2005/246539/

 

<5>

人生最大の挫折の先にはバブル崩壊、そして過食

https://www.agentmail.jp/archive/mail/661/2005/246796/

 

<6>

負け犬人生

https://www.agentmail.jp/archive/mail/661/2005/247171/

 

<7>

◯◯◯◯◯◯ぐらい、美味しくないイギリス

https://www.agentmail.jp/archive/mail/661/2005/247401/

 

<8>

自分探しで見つかったモノ〜まさかの◯◯

https://www.agentmail.jp/archive/mail/661/2005/247636/

 

<9>

就職して1週間後にバングラディッシュ?

https://www.agentmail.jp/archive/mail/661/2005/248355/

 

 <10>

わからない?なら突っ込め!

https://www.agentmail.jp/archive/mail/661/2005/248555/

 

 

=協会主催の講座は現在日程調整中です=

*インストラクター養成講座

協会主宰は、夏以降になります。

各インストラクターのページをご確認くださいね。

https://tabetoreshop.com/

 

*食べトレ望診法講座「見えトレ」

次回、東京開催を予定しています。

こちらも詳細を今しばらくお待ちください。

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