自然食品店で毎月50万円の赤字を垂れ流す日々|食べトレ誕生秘話その2
こんにちは、ギール里映です。
ワクチンをうたない、と決心したことで
息子の健康で丈夫な体づくりにコミットすると決めた私。
出産をしたときには
すでに食の知識がありました。
私は父のがん、自分自身の不妊の解決のために、食養生や栄養学を学び実践してきていましたし、
実際にクライアントさんにも
食改善のコンサルティングをしていましたので、その分野には一応、自信がありました。
もちろん世の中には知らないことも、
まだまだ深い食の世界や
人の体の不思議、いろいろあることはわかっていましたが、
様々な食事法を実践、体験してみて
またかなりのクライアントさんをみさせていただいて、「やりかた」はよくわかっていたのです。
だけど
いろんな壁がありました。
まず、一つ目の壁は:
食材を揃えるのが大変、ということ。
本当に安心で安全な食材って
こだわりがつよいと、なかなかないんです。
当時はかなりストイックでしたので
「自分の子どもに食べさせたい食材が、簡単に買えるようにしたい」
と思い、自ら自然食品店を作りました。
一切の妥協のない、こだわった食材だけをおくお店です。
ショップの経営は初めてです。
勤めたこともありません。
両親は料理屋を営んでいましたから
商売に関してはいくばくかのアイデアはありましたが、
やったことないわけですから
素人ですよね。
そりゃ、うまくいくはずがありません。
もともと無駄遣いをしない性格なので、これまで働いてきたときの貯金はあったし、
行政からの融資もうけていたので少しのお金はあったのですが、
さすがに毎月50万円の赤字は個人事業主としては大きな額です。
これをまずはストップさせなければならないと、それから大幅な経営改革に望みました。
店長が辞めたあと、スタッフとしっかり話し合い、ランチタイム以外の時間は一人体制で回すようにしました。
それまで店長に任せていた仕入れは、私が全部引き継ぐことにしました。
ケアレスミスがでないよう、スタッフ間でのチェック体制を整えていきました。
しかし、なかなか赤字は解消されていきません。
良いものを一生懸命提供していけば、いつかなんとかなる。
これは今でもそう思ってはいるのですが、
このとき、ビジネスにもやり方があって、
きちんと学ばなければならないということは、全く知らなかったのです。
それでもまるまる3年、
がんばって経営しました。
石の上にも3年といいますから
かなり大変な状況でしたが
がんばって続けました。
そのあたりのことは、天狼院書店さんのWEBメディア、READING LIFEにも連載させていただいていますので、
ご興味ある方はご覧くださいね^^
いろいろな苦難はありましたが、
自分でお店を立ち上げることで
第一の壁を突破したのでした。
そして、次の壁に出会います。
この壁が、かなりキーポイントになるものなのです。