サッカー日本代表の帯同シェフが一番初めに気をつけた食事のルール
こんにちは!
食べる筋トレレシピの専門家
ギール里映です。
オリンピックに盛り上がる私!
といっても
オリンピック選手が食べているものが
気になって気になって仕方ない。
そうすると、
こんな本を見つけました。
「サムライブルーの料理人
〜サッカー日本代表専属シェフの戦い」
西芳照著
つまり、サッカーの日本代表チームには、
専属のシェフがいるのです。
大会や遠征にも同行して、
常に選手たちの食事を提供している
人がいるんですね!!!
西芳照氏は
2004年から7年間にわたり、
サッカー日本代表海外遠征
帯同シェフを勤められました。
トップアスリートたちの食事というと、
きっと栄養やカロリーなどが
とことん考え抜かれた
食事なんだろうな、
と思いますが、
一番最初に気をつけなくてはならなかったことは
衛生管理だった、
と西さんは語っています。
日本のように衛生管理が行き届いている国でも
0157やらなんやら、
食中毒がでてしまうのに、
それが日本ほどきれい好きでない
国であれば、
かなり気をつけなくてはなりません。
私たちでも海外にいくときは、
とくにアジアやアフリカなどの
新興国にいくときは、
生水を飲まない、とか
生野菜を食べない、とか、
気をつけていても
お腹を壊す人があとを絶ちません。
ましてや遠征先で
選手たちがばったばったと倒れてしまったら、
そこが何よりも恐ろしいというのは
なるほど納得です。
また西さんが帯同するまでは、
”日本代表が海外遠征で
滞在するホテルが決まると、
日本サッカー協会のスタッフが
ホテル宛てに、ザバススポーツ&ニュートリション・ラボ
の協力を得て制作したメニューのサンプルを送ります”
そのサンプルメニューは、
100%の果汁のジュース
ミネラルウォーター
低脂肪牛乳、コーヒー、紅茶
パン最低4種類、フレッシュ野菜
ハム、ソーセージ…
と、洋食のメニューが並んでいたそうです。
しかし西さんは、
ごはんを食べることの重要性を知っていたので、
和食のメニューを提案していくのです。
そして食事の提供方法も、
ビュッフェスタイルにして、
それぞれの選手が好きなものを食べられるようにし、
なおかつライブクッキングを取り入れて、
目の前で作ってくれるものが
そのまま食べられるようにもしました。
これで選手たちは、
世界のどこへ行こうとも、
常に安心の食べ慣れた味を
食べることができるようになったのです。
しかし、これって
サッカー日本代表の結果に
どう反映されているんでしょ?
それそれの選手が
自分が食べたいものを
選んで食べられるのって、
いいことのように見えるんですが、
それって「楽しい」「美味しい」で
終わってしまわないかしら?
その心配は不要でした。
選手たちは、
どんな食事が自分たちを
パワーアップさせてくれるかを
よく研究しているので、
ビュッフェスタイルでも
自分にあったバランスを
きちんと考えて食事しているのです。
残念ながらサッカーは
まだW杯やオリンピックで
優勝を果たしていませんが、
今後さらなる食の改善で、
いつかきっと
メダルを獲得してくれることを
祈ります!
PS
書籍には実際に
提供されたメニューが掲載されています。
それを見ると、
食べる筋トレレシピの専門家としては、
少し、つっこみどころ満載なのですが…
たとえば、マーガリンとか。
毎食でるパスタや麺料理とか(^_−)−☆