文京区の給食から、牛乳がなくなる?!
こんにちは、ギール里映です。
子どもが生まれ変わる食事vol.345
皆さんは、政治に興味がありますか?
若い頃や結婚するまでは
政治にも何にも興味がなくて、
選挙も行ったことがないけれど、
結婚して子どもがうまれると、
自分たちの生活が関わる政治に
むくむく興味がわいてくる、
という方も多いかと思います。
私も、そんな一人です。
政治、といっても特に、
私たちの暮らしに
直接関わりがあるのが
地域の政治。
東京でいうなら、
都政もそうですが、
もっといえば区政が
もろ、庶民の生活にかかわってきます。
昨日私は生まれて初めて、
区議会の本会議、定例議会を
傍聴してまいりました。
定例議会とはどんなものかというと、
区議会議員のなかから
7名ほどが代表として、
区政の細かいことについて
区長に質問していきます。
そして一通りの質問が終わったら、
区長や、各部署の委員長など
担当者が、
その質問に答えていく、
というものです。
傍聴にいった理由は、
文京区のある議員さんの
代表質問を聴くためです。
その議員さんは、
西村修さん。
著書「給食で死ぬ!」でもおなじみの、
現役プロレスラーでもある西村さんは、
日本で唯一、
「学校給食から牛乳の完全撤廃」をかかげて
政治活動をおこなっていらっしゃいます。
日本でたった一人、ですよ!!!
私の食べる筋トレプロジェクトでも、
牛乳はあまりお勧めしない食材として
お母さんたちにご紹介していますが、
いつも悩みのタネになるのが、
学校給食での牛乳です。
現在に日本の学校事情では、
アレルギーがある等、
医師の診断書がないと、
牛乳を飲まない、という選択が
できません。
厚生労働省の調査によると、
50年前には一人もいなかったアレルギー、
今や3人に1人がなんらかの
アレルギーをもっている、
といわれるようになりました。
そして全食物アレルギーのうち、
15.9%を占めるのが
牛乳アレルギーです。
これほどまでに多くの人が
なんらかのアレルギー反応を
示している牛乳。
果たして飲む必要があるのか
ほとほと疑問です。
西村議員は牛乳には反対の立場で、
それを区政のなかから変えていこうと、
数年前に区議会議員になられました。
初めて西村議員にお会いした時は、
「こんな政治家がいらっしゃるのか!」
と、感動を覚えたぐらいです。
さて、昨日の西村氏の質問を、
少しシェアしたいと思います。
西村氏は、伝統的な和食、
ご飯とお味噌汁を中心とし、
魚や野菜のおかずを食べる
和食を推進されています。
その理由は、
従来の「食育」といわれるものが、
ただ美味しい、
楽しい、
残さず食べよう!!!
というだけの、
あまり意味のないものに
なってしまっているものよりは、
日本人が昔から食べており、
世界中から日本人の精神性や
身体能力、頭脳が賞賛されていた
昔の日本人の食事こそが、
私たち日本人を
芯から強くしてくれるものとし、
子どもたちに日本食の文化を伝え、
伝統を伝えていくことが
子どもの知的、身体的、精神的成長に
不可欠であると
考えていらっしゃいます。
そのため、和食に合わない
牛乳はいらない
ということなのです。
この考えについて、区長はどう思われますか?
という質問に区長は、
「和食の日は考えており、
その日はお茶でよいと思う」
という答え。
この答えは実は、
区政にとって大きな大きな
改革への一歩なのです。
これまでどこの区でも市でも町でも、
「牛乳は必ずのまなければならない」
という見えないプレッシャーがあり、
間違っても本会議という正式な場で、
「(牛乳を飲まずに)お茶でいい」
という答えは出てきたことはなかった。
しかし昨日は初めて、
「飲まなくてもいい」という意見がでた。
これには、私も小さく
ガッツポーズさせていただきました。
学校給食を変えることは、
いくつものしがらみや利権があり、
本当に、本当に
大変なことです。
しかし西村氏はこれをライフワークとして、
コツコツと変革に向かって
進んでいらっしゃいます。
そんなアツい政治家がいらっしゃると思うと、
日本の政治もまだまだ
捨てたもんじゃないなぁと、
うれしくなってしまいます。
そんな西村氏に勇気をもらった1日でした。
私もまだまだ!
皆さんにお伝えしたいことは
山ほどあって、
子どもたちが食事によって
その能力を完全開花してくれる、
そんな未来に向かって、
よっしゃ、がんばるぞー!
と思います。
西村氏の気になる著書
「給食で死ぬ」はこちらです。
興味のある方は、
どうぞお手にとって読んでみてください。
そしてもしお時間があったら、
区議会や市議会の傍聴に
行かれることもお勧めします。
やはり、生の現場の空気空間を知る
ということは、
大事なことですね。
食べる筋トレレシピの専門家
ギール里映