あまくない砂糖の話で気づいた最もオソロシイ新事実
こんばんは!
食べる筋トレレシピの専門家
ギール里映です。
あまくない砂糖の話で気づいた最もオソロシイ新事実
渋谷にある映画館イメージフォーラムで
3月19日より公開している
オーストラリアのドキュメンタリー映画
「あまくない砂糖の話」を
見てきました。
こういうドキュメンタリー映画って、
1ヶ月マクドナルドを食べ続けた
「スーパーサイズ・ミー」や、
食べ物についての啓蒙映画
「モンサントの不自然な食べ物」
とならんで、
めちゃくちゃ大事なトピックを扱っているのに
見にいく人がなかなか増えないという
いわゆるコアファン向きの映画。
「食べ物オタク」
「健康オタク」
「環境オタク」
「病気オタク」
な人たちが見にいく映画だと
思っていませんか?
この映画は、
オーストラリアで平均的なオージーたちが
1日に消費する砂糖の量を
小さじ40杯分(160g)とし、
その量の砂糖を
低脂肪などヘルシーを謳い文句にした
食べ物を食べることによってのみ摂取し、
それを60日間続けることを
ドキュメンタリーにしたもの。
監督の体をはった研究の全てが
深い感心をそそります。
砂糖は良くないんだよ!
ということは、
すでにあちこちでも
言われていることですが、
なぜ良くないのか?について
正しく理解して、
砂糖の摂取をきちんと
コントロールできている人って、
現代社会においてはもはや
少ないのではないかと思います。
砂糖がオソロシイ理由の最たるものに、
人間の脳を狂わせる、ということがあります。
どういうことかというと、
映画でも紹介されていたのですが
人の脳は、まず砂糖を見たら、
古代飢えていた時代の古い本能が
呼び起こされ、
「その砂糖を摂取しろ!」という
脳の信号がでること。
古代では、砂糖というものはもちろん
存在しなかったし、
砂糖の代わりになる
果物などの甘いものは
貴重品だったため、
甘いものを見たらとにかくゲットしろ!
という脳のシグナルがでるように
なっているというのです。
甘いものが周りになかった
昔ならそれでもよかったかも
しれません。
しかし今は、
探さなくても甘いものなんて
あちこちに転がってます。
お菓子を売っている
コンビニは日本全国に
60000件ぐらいあるし、
それ以外にもスーパーや
お菓子やさん、
ケーキ屋さんなど
スイーツのお店もたくさんあります。
また砂糖がたくさん入った
清涼飲料水を売っている
自動販売機の数なぞ、
無数にあります。
甘いものだけでもいざしらず、
もっとオソロシイことに、
「甘くないもの」にも
大量に砂糖が入っているという
事実です。
レトルトのカレーや
インスタント食品、
かまぼこやソーセージなど
加工食品、
缶詰などの保存食品、
スーパーやデパ地下で売られている
お惣菜の数々、
ハンバーガーやピザなどの
ファーストフード、
その全ての食品が、
ほぼもれなく全て
砂糖まみれであるということ。
スーパーに並んでいる食品のうち、
約8割のものに砂糖が入っていると
映画でも紹介されています。
和食なら安全と、
そばにうどんに
てんぷらに肉じゃが。
そのどれもに砂糖は
たくさん使われています。
200年前まで人間は
一口も食べなくてもよかったものが、
今は1日160グラムを食べるよう
になっている。
これって、オソロシイことですよね。
本来いらないものを
体に入れ続けているわけですから
そりゃ、脳も狂いますって。
百歩譲って、
大人が自分の責任で
砂糖を食べるのはまだいいとして、
この事実を知らずに、子供に砂糖を与え続けることは、
私から言わせたら
児童虐待としか思えない。
「絶対子どもには砂糖はあげない!」
と決意してがんばっても、
今の日本では砂糖は必ず入ってきます。
だったら、お母さんが自分でつくる
毎日のご飯やおやつぐらいは、
絶対シュガーフリーにする!
ぐらいの気持ちがあってもいいのでは?
「え〜、そんなこと、できない〜」
と思われたお母さん、
その思考はすでに
砂糖によって狂わされてしまっているもの
かもしれません(^_−)−☆
それが、最もオソロシイ。。。