野菜は食べなくていい?
こんにちは、ギール里映です。
子どもが生まれ変わる食事vol.426
食と脳の関係について
今日も少し掘り下げたいと思います。
養老孟司さんの書籍
「唯脳論」でも
述べられていますが、
人の思考、活動、感覚、
営みの全ては、
脳の反応によって
作り出されているものです。
そしてその脳を物質的に
作っているのは、
食べ物であると述べてきました。
そしてもっといえば、
ありんこよりも小さい受精卵が、
3000グラムの赤ちゃんになり、
3000グラムの赤ちゃんが
体重50キロの大人になるためには、
空気でもなく、霞でもなく、
食べ物が必要であることは
考えなくてもわかりますよね!!
では一体、
どんな食べ物が脳にいいのか???
について、
まずは根本的なところを
お伝えしたいと思います。
そもそも石器時代、
人間は狩猟・採取生活を行なっていました。
野生の動物を仕留めて食べたり、
海岸部だったら
魚を取って食べたり、
落ちている木ノ実や果物を
拾って食べたり、
いわゆる、
動物と変わらない食生活を
送っていたわけです。
そして人間は、
農耕を開始します。
米や麦など、
穀物を育てて食べるという
農耕文化が始まります。
農耕とは、
種まきの時期を考えたり、
収穫までのダンドリをきめたり、
”計画して動く”という行為を
人間に教えてくれました。
農耕文化が始まったことで、
人は考える”頭”をもつようになり、
そこから文明が生まれて
それが今に至っています。
人間も広い意味では
動物の一種ですが、
動物と人間を分かつたった一つの条件は、
計画的に行動したり、
何かを構築したり、
複雑な文化、文明をうみだすことができる、
この発達した脳みそなのです。
脳の大脳皮質という
一番外側の部分が、
人は他の動物に比べると
とても大きくなっています。
その中でも、頭の前の方にある
前頭葉という部分の発達が、
情緒やこころの発達に関わっていることは
脳科学の研究でも明らかになっていて、
やる気がない子ども、
陰湿ないじめをする子ども、
感動しない子どもたちは
この前頭葉の部分が他の子と比べて
あまり発達していない、
と言われています。
ここを発達させるために
外遊びが必要ですよ、とか、
親からの声かけが大事ですよ、とか
言われているんですが、
そもそも、
脳の原材料になるものは
きちんと食べ物から
摂取できていますか?
ということが
まずは大事になってきます。
脳の材料となるものは、
穀物と油です。
人は穀物を食べることで、
その脳を発達させ、
文明を生み出し発展してきました。
脳の発達を考慮したら、
質の高い穀物、
そして油の摂取は絶対に必要です。
成長期の子ども達が、
野菜をあまり食べず、
ご飯や脂っこいものを好む理由は
ここにあります。
子ども達は脳を大きく成長させるために、
それらを必要としているのです。
ですからお子さんには、
絶対に質のいい穀物、
そして油をたくさんとらせて
あげてください。
これらを食べることが、
実は野菜を食べることより
重要なんです。
どうも最近、
野菜野菜と、
野菜を食べる重要性ばかりが
語られていますが、
実はこどもには、
野菜よりも穀物と油なんです。
ですから、
「うちの子野菜を食べないんです」
とお悩みのお母さん達、
野菜を細かく切って混ぜたり、
すりおろしてみたり、
型抜きしてみたりと
いろんな労力を費やし、
たくさん食べさせようとするよりは、
食べている穀物と油の質を
上げることに力をいれてくださいね(^_−)−☆
では質のいい穀物と油って
一体なんなのでしょう?
続きは、また明日!
本日もお読みいただき
ありがとうございます。
食べる筋トレレシピの専門家
ギール里映