保育園の給食でしっかり食べているから家では食べなくても大丈夫、のウソ
こんにちは、ギール里映です。
子どもが生まれ変わる食事vol.458
東京都の就学前児童人口は
およそ61万人。
そのうちの20万人が
保育園に通っています。
(平成23年度東京都しらべ)
仕事をするお母さんにとって
保育園はなくてはならない
存在で、
そこでしっかりと子どもを
見てもらえて、
食事も食べさせてくれるので、
安心して働くことができる、
というスゴイシステムです。
そして保育園の食事のメニューは
栄養士さん、管理栄養士さんが
考えているので、
家でつくるよりも
栄養バランスが考えられていて、
安心!
と思っている方も多いと思います。
しかし現状は、
そんな単純なものではないようです。
よく栄養士の方も
私の個別相談にいらっしゃるのですが、
みなさん口を揃えて言うのは、
*カロリーを満たすことだけを
考えて作る献立に、違和感を感じている
*いい材料を使いたいけど、
給食費が値上がりすると
保護者さんからクレームがくるので、
なるべく安い食材を使っており、
そのことに抵抗を感じている
*アレルギーのお子さんも多く、
みんなで食べられるものを提供したいけれど、
アレルギー食材を除いて作れる
レシピがない…
そんな状況のなかで、
一生懸命調理をしているけれど、
アレルギーやアトピーの子は
減るばかりか、増える一方。
保育園にとっても
経営していくことが大事なので、
どうしても現場の思いが
取り残されていく…
もちろん中には、
食事にこだわったところもありますが、
それはとっても少数。
東京都だけでも20万人いる
保育児童たちを
賄えるわけではありません。
だから、お母さんたち、
保育園は給食があるから安心、
ではありません。
あちらはあちらで、
大変なんです^^
ですから家の中でも、
やるべきことはやってください。
”食べる”という
人生の中で一番頻繁に
おこなう習慣で、
生きることにおいて
その根幹を担っている行為を、
簡単に人任せにしちゃあ、
もったいないです。
だからといって、
家で大変なことを
しなければならないわけでは
ないので、
そこはご安心ください。
家でやっていただきたいことは、
この2つだけ。
1つは、
「これでいいか」という諦めを
定着させないこと。
諦めが習慣になってしまったら、
もう、何も変わらないし、
始まらない。
だからどうか、
「これでいいか…」を
毎日続けないでください。
たまにはいいんです。
忙しいとき、
疲れているとき、
どうしてもやる気がでないとき、
そんなときは
「もう、ごめん、これで許して」
はあってもいい。
しかしそれを「当たり前」に
しちゃわないでください。
そしてもう1つは、
「私、がんばってるよね」と、
自分を褒めてあげてください。
自己肯定感の高い子どもは、
自己肯定感の高い親から育ちます。
「私って、だめな母親」と思わず、
「私ってすごい、最高だよね」と、
自分を褒めてあげてください。
それ以外のことは、
あとからいくらでも
付いてきます。
そんなわけでおかあさんたち、
今年も残す所
あと3日となりました。
今年も最後まで、
やりきりましょう!
今日もお読みいただき
ありがとうございます。
食べる筋トレレシピの専門家
ギール里映