食事バランスガイドの落とし穴
こんにちは、ギール里映です。
子どもが生まれ変わる食事 vol.771
「バランスよく食べさせたいと思っています」
とおっしゃるお母様は
本当に多い。
じゃあこのバランスって一体なんなのでしょう。
日本には、農林水産省が定めた
「食事バランスガイド」というものがります。
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1日に、「何を」、「どれだけ」食べたらよいかを考える際の参考にしていただけるよう、
食事の望ましい組み合わせとおおよその量をイラストでわかりやすく示したものです。
健康で豊かな食生活の実現を目的に策定された「食生活指針」(平成12年3月)を具体的に行動に結びつけるものとして、平成17年6月に厚生労働省と農林水産省が決定しました。
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つまり国が、「こう言う風に食べたら健康になれるよ!」
として、定めたものです。
だから、これに従って食べていれば健康になれるんだ!
と思って取り組んでいる方も多いかと思います。
参考までに、どんなものが必要とされているかというと:
主食
ごはん、パンなど
副菜
ビタミン、ミネラル、食物繊維などを含む野菜など
主菜
タンパク質の供給源。肉や魚、卵、大豆製品など
牛乳・乳製品
カルシウムの供給源である牛乳、ヨーグルト、チーズなど
果物
ビタミン、カリウムの供給源。
これに加えて、水やお茶、菓子・嗜好飲料、運動なども
イラストで表現されています。
この図を見るときに、
私が一番ひっかかるのが
”主菜”と”副菜”という考え方。
タンパク質が主で、
野菜が副、という捉え方が、
そもそも間違っていると思うのです。
どちらかがメインで、どちらかがサブなのではなく、
どっちも、同じぐらい、大事だよね?
しかしそれを、主とか副とかいうから、
”主菜”=タンパク質のほうが大事
みたいな捉え方にされてしまう。
食事のなかに、
メイン=タンパク質系がないといけない!
と思い込んでしまう。
また、この図をよく見ると、
乳製品が「食べなければならない食材」に入っています。
しかし乳製品って、私たち日本人は、
戦前までほとんど食べてこなかった食材です。
「カルシウム摂取のために」
といわれて
毎日飲むことが推奨されていますが、
日本のなかで、何百年も必要なかったものが、
なぜいま、「絶対必要」になってるの???
もう、このバランスガイド、????だらけです….
そんな、ツッコミどころ満載な”バランスガイド”に振り回されて、
本当に自分のこどもにとって必要なものがなにかが、
お母さんが熱心であればあるほど、
わかりづらくなるのが今の日本の食事情です。
ガイドは、あくまでガイド。
それに振り回されて、
そのガイドに従うことに熱心になりすぎて、
自分やこどもの状態が見えなくなったら本末転倒です。
ここはいっそ、すがすがしく、
このバランスガイドはあくまで”参考”に、
みなさんのご家庭のバランスガイドを
見つけることを始めてください。
あなたのお子さんを最強にしてあげられるのは、
ほかでもない、あなたなのです(^_−)−☆
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こどもの未来は、
食事で変えられる!
私はそう信じています。
今日もお読みいただき
ありがとうございます。
食べる筋トレプロデューサー
ギール里映