イギリス、アメリカ、シンガポールに暮らし、ハーフの息子の母としてお伝えできること
イギリス、アメリカ、シンガポールで暮らし、
ハーフの息子の母親としてお伝えできること
こんにちは、ギール里映です。
子どもが生まれ変わる食事 vol. 283
昨日、「シュガーブルース」という
映画の試写会に行ってきました。
シュガーブルースとは、
1986年に出版された、
砂糖に関する啓蒙書で、
当時、砂糖が押せ押せの時代だったころに、
砂糖の危険性を訴え、
社会全体に
ものすごいインパクトを与えた
本のタイトルです。
またシュガーブルースというのは、
砂糖を食べることによって
引き起こされる、
うつ状態を表す言葉でもあります。
砂糖を食べること
=
気分がうつになる
ということは、
すでに多くの研究でも
結果がでていると言われています。
しかし、周りを見回してみると、
砂糖が入っていないものを
見つけることすら難しく、
何かっていうと、
人は甘いものをたべよう、
スイーツを食べよう
おやつを食べよう
とする生き物です。
そして私も、
そんな生き物の一人でした。
子どものころから大の甘いもの好きで、
もちろん角砂糖はかじっていたし、
大のチョコレート好きで
毎日食べずにはいられませんでした。
そんな食生活のおかげでカラダを壊し、
食事でカラダとココロを取り戻した私だから、
皆さんにお伝えしておきたいことがあります。
私は子どものころから、
外国に憧れていました。
英語を話し、
外国人と対等に話をし、
世界を舞台に仕事をする。
そんなカッコイイ未来を、
思い描いていた時期がありました。
その夢がかなって、
大学卒業後、イギリスに3年暮らしました。
英語がたどたどしかったのは
最初の6ヶ月間ぐらい。
念願の英語が話せるようになったものの、
そこで気づいたことは、
「何を話せばいいのだろう…」
他の国から来た留学生たちは、
「自国へ帰ったら、
こんな仕事がしたい!」
「将来国連で働きたい!」
なんていう夢があって、
英語はたどたどしくたって、
その夢を本当に生き生きと
話していました。
しかし私は当時、
イギリスに住むことが目的だったので、
それ以上のことを話すことができないのです。
それもそのはず、
当時の私のカラダは
ひどいものでした。
京料理屋の家に生まれ、
小さい頃から美味しいものを
食べて育って来ていたにもかかわらず、
極度の貧血、
そしてぽっちゃり体型
風邪もしょっちゅうひくし、
アレルギー性鼻炎もある。
病気、ってほどではないけれど、
どこかしら、カラダに不調を抱えている。
そんな状態で、
一体どうやって
大きな将来の夢を描けばいいのでしょう。
それから父の病気をきっかけに
出会った食事療法。
食事を本格的に変えることで
貧血は完治し、
体重も自然におちて
スリムになりました。
それだけでなく、
原因不明の不妊で
何をやっても排卵すらしなかったのが、
さらに食事を変えることによって
まさかの自然妊娠。
無事念願の子どもを持つことができました。
食事を変えるだけで、
自分のココロが変わり、
アタマが変わったのを、
身を以て体験してきました。
私は自分の息子が将来、
大きな夢を描いて、
人の役に立つ仕事をしてほしい、
そしてそのために、
努力を惜しまず、
突き進んでいくことができるよう
育ってほしいと思います。
そして、そうなるために、
母親である私ができること。
それは毎日のご飯で、
そのプラットフォームとなる
丈夫なココロとカラダを作ってあげて、
精一杯の愛情を伝えること。
それが、私の役目だと思っています。
イギリス、アメリカ、シンガポールに暮らして、
外国人として何が必要なのかを
いやというほど感じ、体験してきました。
言葉がしゃべれるだけでは、
なんの意味もない。
軸をもって考え、
それを口に出して伝えることができる
強さを持つことが
求められているのが
真のグローバル社会。
そしてそのために必要なチカラを作るものは
何はともあれ毎日の食事だと
確信しています。
この夏休み、
お子さんの進路について
思いをはせるこの時期に、
ほんのすこし時間をとって、
一緒に考えてみませんか?
本日もお読みいただき
ありがとうございます。
食べる筋トレレシピの専門家
ギール里映