ちょっとやってみるか!と思えるかどうか
こんにちは、ギール里映です。
子どもが生まれ変わる食事 vol.380
先日お話させていただいた
お母さんが、
こんなふうにおっしゃっていました。
「マクロビオティックを学びました。」
なので私は、
この方は勉強熱心で、
色々学ばれた上で
私のメルマガ読んでくださってるんだな、
とても真剣に食事のことを
考えていらっしゃるんだな、
と思いました。
どういう風に学ばれたのか
興味があったので、
「どちらで学ばれたんですか?」
と訊いたら、
「本を読みました」
というお答えでした。
すみません、
思わず絶句してしまいました…
もちろん、本を読むことは
素晴らしいことです。
自分が知らないことを知るために、
本を買って読むという行為は、
すごくすごく
素晴らしいことなんですが、
その行為って、
「学び」なのでしょうか。
私にとって学ぶ、というのは、
ある程度の時間や労力を使って
先生や師匠、先輩から知識を得て
考え、咀嚼し、自分のものにする行為です。
goo国語辞典によると、
学ぶ とは
1 勉強する。学問をする。
「大学で心理学を―・ぶ」
「同じ学校で―・んだ仲間」
2 教えを受けたり見習ったりして、
知識や技芸を身につける。
習得する。
「よく―・びよく遊べ」
3 経験することによって知る。
「苦労して人間のすばらしさを―・んだ」
4 まねをする。
とあります。
なので学ぶという行為は
本を読むことだけでは
足りないと思うのです。
本を読むことを
否定しているわけではありません。
本はすごく大事な
入り口だとは思うのですが、
本に書いてあることを
読んだだけで
「学んだ」ということは
とても危険だと思うのです。
本を読むだけで学んだと言えるとしたら、
私、超・超・超、学んでますよ(^_−)−☆
経済や金融、政治
雑学、お笑い、ファッション
ビジネス、コーチング、NLP
心理学、セラピー…
それはそれは
いろいろ「学んで」ます!
しかし私は、
「学んだ」とは思っていません。
「読んだ」ですけどね。
知る、と学ぶ、は
全く違うことだと思います。
知ることは、情報を手に入れること。
学ぶことは、
自分のものとして落とし込み、
自分で使えるようになるぐらいまで
しっかりと叩き込むこと。
もし、本を読むだけで学べるのであれば、
学校に先生はいりません(^_−)−☆
このあとこのお母さまとは、
残念ながら有益なディスカッションを
することができませんでした(ToT)
私は、
食べる筋トレの食事法を
たくさんの方にお伝えしたい、
と思っていますが、
実は、
ただ知ってもらうだけ、では
不十分だと思っています。
なぜなら、実際にこの考え方や
方法を使っていただき、
お子さんやご家族、
そしてご自身に
何らかの変化を感じて欲しいんです。
知識は、頭のなかにあるだけでは
役にたちません。
ぜひ、使ってみてください。
そしてぜひ、自らが動いてみてください。
例えば私たちは、
世界的にマグロが不足していて、
このままいくと
世界からマグロがいなくなってしまうかもしれない、
ということをニュースで聞いて
知っています。
しかし私たちが知っているだけでは
この問題は解決しませんよね。
実際に食べる量や回数を減らして見たり、
またこのニュースを知らない人に伝えたり、
なんらかのアクション=行動を
起こすことで初めて、
何かが変わり始めます。
なので、このメルマガを読んでくださっている皆様へ。
ぜひ何か、小さいことからでかまいません。
実際に何かを変えるということを
トライしてみてください。
お子さんやご自身が、
よりよくなるために。
もし毎日スナック菓子を食べているのであれば、
週に1回は食べない日を作るとか、
小さいことからでかまわない。
小さい行動でも、
それが毎日積み重ねられたら、
大きな力になります。
どうかどうか、
ただ”読む”だけでは
終わらないでくださいね。
本日もお読みいただき
ありがとうございます。
食べる筋トレレシピの専門家
ギール里映