我が家の猫が、虹の橋を渡りました
こんにちは、ギール里映です。
我が家の猫から学んだこと〜さようなら、マックス
朝6:00の母からの電話で、
今日のメルマガはちょっと
当初の予定を変更してお届けします。
うちの飼い猫、マックス君が、
今日の朝、虹の橋を渡りました。
16歳と9ヶ月。
長生きしてくれました。
今年の春ぐらいから
実はとても弱ってきていて、
「うーむ、そろそろなのかなー」
なんて、心の準備はしてきたつもりですが、
やっぱりいざ逝ってしまうと、
ココロにぽっかりと
穴が空いてしまいますね。
今日は愛猫マックスから学んだことを
シェアさせてください。
今年の春ぐらいに
おトイレになかなか行かなくなって
獣医さんにいったところ
「腎臓がかなり弱ってますね、
もう1/4ぐらいしか
機能していませんよ」
と言われました。
猫はどうしても肉食動物なので、
腎臓がよわりやすい、
らしいのです。
まあそれはある意味、
自然の理ですから
仕方ないものなのかな、
と思いながらも、
元を正せば子猫のときに
食べさせ過ぎていたことから起こる
体重増加も、悪さをしていました。
猫を初めて飼った私は、
どういうご飯をあげればいいか
本やネットで勉強したり、
ブリーダーさんのアドバイスを
もらったりして、
それでも結構「いい食材」を使った
ペットフードをあげてきていた
はずなのです。
しかし、
とにかくよく食べる子だったので、
美味しそうに食べる姿がかわいい!
なんて、食べるに任せてご飯をあげていました。
美味しそうに食べる姿って、
やっぱりこちらもうれしくなりますよね。
しかしそれが猫人生の後半になって
アダとなってしまった
と獣医さんは言うのです。
「そんなこと、今言われても…」
と思ったものの、
時はすでに遅し。
今からできることを
するしかありません。
長年ペットフードしか
食べてこなかった猫ですので
今更手作りのご飯など
食べてくれるはずもなく…
なるべく腎臓の負担にならないよう
低カロリーの処方食を
少量だけあげるようになりました。
たくさん食べられないのでお腹がすくのか、
文句は言ってくるのですが
それでも最後までしっかり生きてくれたのは、
実家の姉や母が
食のコントロールをしてくれたり、
3日に1度は獣医さんに通うなど
献身的なケアをしてくれたおかげです。
マックスは東京で私が買い始めた猫ですが、
7歳のころに私の父ががんになり、
父に少しでも和やかな気持ちになってほしいと
実家で暮らし始めていました。
そしてその後父が亡くなってからも、
そのまま実家で暮らしていたのです。
ともあれ。
子猫の時の食生活がだめだった
と後で言われても、
私はどうすることもできません。
しかし当時私は
「悪いことをしている」というつもりは一切なかったのです。
きちんと、本を読んで勉強したり、
ペットフードに書かれている
標準的な量を守って
あげていたのですから。
これって、
私たちのこどものご飯にも
言えるんじゃないかなぁ。
育児本や栄養学で書いてあるから
間違いがあるはずがないと思い、
その通りがんばろうとするけど、
それが本当にいいかどうかは
大人になった時にしか
わからないかもしれない。
これが猫の場合、
まだ10〜20年ぐらいと
比較的人間からしたら
短い期間なので、
振り返ることもできますが、
人の人生、80年。
振り返ろうって思っても
すでに子どもの頃に食べていたものは
市場にすらないかもしれない。
私たちが「よかれ」と思って
食べさせているものが
本当はどうなのか。
大手が売っているから安心安全
ではないんですよね。
だからこそ自分たちで、
自分の食べ物を選べるチカラを
身に付けることが必要なのです。
だから食べ物を選ぶ、ということを
こどもたちに伝えていきたい。
過ぎ去ってしまった時間は
取り返すことができません。
マックスは本当に
幸せだったのかなぁ。
「こんなご飯食わせやがって!」
と、あの世で私のことを
恨んではいないかしら?
猫は、喋ってくれないので
何を考え、何を想い
何を見て過ごしていたのかは
推測するしかありませんが、
マックスが私にくれたものの大きさは
計り知れません。
今日は1日、
マックスの冥福を祈りたいと思います。
RIP, MAX.
I love you a lot.
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こどもの未来は、
食事で変えられる!
私はそう信じています。
今日もお読みいただき
ありがとうございます。
食べる筋トレプロデューサー
ギール里映