もし、砂糖に税金がかかったら・・・?
こんにちは、ギール里映です。
子どもが生まれ変わる食事 vol.1206
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なにしたってイギリスには勝てないのか
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153.8ミリオンパウンド
ケーキの、サイズじゃありませんよ!!!
£153.8m
つまり、英ポンドのことで
日本円に換算すると、
226億円強。
これ、砂糖税の導入で、
イギリスが去年半年で得た税収です。
ワオ!
イギリスは2018年の4月に、
砂糖税という税金システムを導入しました。
これは、100ミリリットルあたりに8グラム以上の砂糖を含む飲み物を買ったら、
1リットルあたり24ペンス(35円ぐらい)の税金がかかる、というものです。
(画像はBBC newsより)
こうすることで企業が、加工品や飲み物に使用する砂糖の量を減らして、より健康的なものを作るようになるための施策です。
導入してまだ1年余り、
まだまだ課題はありそうですが、
すでにこのシステム、フランス、メキシコ、ノルウェーなどで取り入れられています。
砂糖の使用量を減らしていくことは、
イギリスの産業にとっても
大きな痛手があるはずです。
というのもそもそもイギリスは、
ヴィクトリア時代に砂糖の貿易で莫大な利益を得て、いまでもその既得権益で代々ゆたかに暮らす
アッパークラス(上流階級)
の人たちが鎮座しており、
彼らが、自分たちの首を締めてまで、
こういう税を導入するってことが
うーん、さすが、イギリスは懐が深い、と思わざるを得ません。
日本ではようやく最近になって
「なんだか、砂糖って、カラダに悪いんでしょ」
みたいなことを、多くの人が気づき始めてきたというところでしょうか。
私のブログをよんでくださっているみなさんだったら、
すでに砂糖の害や、砂糖のカラダに与える影響なんかについても、いくらか聞き及んでいらっしゃると思います。
が、しかし、学校や保育園、幼稚園など教育の現場や、
また、もっといえば、日本で導入している栄養学の観点からも、砂糖の害については、語られていない。
「とり過ぎは、カラダに悪いですよ^^」
という、ゆるーい、レベルでは
伝えていますけどね^^;
いやー、別に、またイギリスを称賛しているわけでは、ないんです。
外国がすごくかっこよくて
日本はすっごく遅れてる
なんて、そんな議論をいまここでしても
全く仕方のないことなんで
それが私が言いたいこと、ではありません。
私が、ただ思うのは、
「人が、
人の幸せのために、
考え行動すること」
これが、体現されている社会って
それを本当に、目指していきたいなぁって。
自分だけが、健康だったらいい、とか
自分だけが、儲かったらいい、とか
自分だけが、楽しかったらいい、という
人がなかなか自分では気づけない、
深刻な病
自分だけが症候群
に罹患してしまうのではなく、
人が常に、全員が、
わたしも、あなたも、みんなも、
三方どころか八方よしになることを
みんなが考えることができたら、
犯罪とか、悲しみとか、苦しみとか、
起きづらい社会になるんじゃないかって
本気で思っています。
この、
八方よしを考える
というのは、
食べトレ協会の大切なクレドの一文として
私が特に気に入っているものです。
なぜなら、これさえ踏み外さなかったら、
みんなが、WIN WINに、なれるんです。
そんなことを、こないだ夫に話しました。
「私、世界を変えたいんだよね」って。
すると、うちのイギリス人夫、
一瞬鳩が豆鉄砲をくらったような顔になりましたが、
一呼吸おいて、こう言いました。
「ふむ。なかなかいいスタートをきってるんじゃない?」
と。
妻がある日、世界を変えたいと本気で言ったら、夫はどう、捉えるんでしょうね。
少し面食らった夫ですが、
やっぱり、さすが私の夫
全力で応援してくれているようです。
(それでもやっぱり、上から目線でものを言うイギリス人夫。ここでも白人コンプレックスが・・・!?)
うーむ、さすが、イギリス人は、
どこまでも懐が深い・・・
我が家の日英戦争は、
今日もイギリスが一枚上手でした。
日英和平交渉のみならず、
世界平和調印に向けて、
ここ東京の日本橋から
全力でお届けしていきます(^_-)-☆
本日も、お読みいただき
ありがとうございます。
ギール里映
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