【質問】食が細いーあまり食べない子は、どうしたらいい?
こんにちは、ギール里映です。
子どもが生まれ変わる食事vol.346
今日は私の息子が通う
プリスクールにて
食べる筋トレセミナーを
開催しました。
こちらの学校には併設の
オーガニックカフェがあり、
このカフェで作られた給食を
毎日生徒たちは食べています。
すべての材料は妥協なく
安心安全にこだわる
スクールの理事長の
教育理念と熱い想いには、
私も普段から大変共感し、
また安心して息子を通わせている、
という状況です。
本日は機会をいただき、
学校の保護者様に向けて、
セミナーを開催しました。
さすが、こういう学校の
保護者様たちなので、
学校の告知メールを出したところ、
あ!っという間に満席になり、
定員オーバーだったのを
無理やり2名増席していただき、
なおかつ「次回開催までお待ちください」
と何人にもお声がけをしなくては
ならなかったと
ご連絡をいただきました。
関心のある方が多くいらっしゃることは
本当にうれしいことです。
今日のセミナーのテーマは、
子どものアタマは食べて育てる!
食べる筋トレセミナー
〜グローバル脳を創り出す5つのチカラ
ということで、
真にグローバルなこどもとは
どういうことなのか、
そして真にグローバルな子どもに育つためには
どんなチカラが必要なのか、
そしてそのチカラを
どうやって食べ物で創り出すのかを
お伝えしました。
2時間という短い時間で、
たくさんのことをお伝えしたので、
皆さん脳みそバンクしていないかな?
と願います。
さて今日はその中でいただいた、
ある質問について
お答えしたいと思います。
質問
「うちの子、とにかく食が細いんです。
だから背も小さくて、痩せています。
どんなものを食べさせたらいいですか?」
4歳の女の子のお母様
子どもが食べ過ぎる、
もしくは食が細いと、
食べる量に関して
悩んでいらっしゃる方が
とても多くいらっしゃいます。
その中でも食が細い子たち。
あまり食べないので、
お母さんとしては心配だし、
なんとか食べて大きくなってほしいと、
あれやこれややってみようとします。
しかしこれ、
何が原因で食が細いのかが
わからないと、
いつまでたっても
問題は解決されません。
お子さんが小学生ぐらいまで
大きくなってきて、
そこそこ言葉でのコミュニケーションが
取れるのであれば、
お子様本人に聞いてみても
いいかもしれません。
ともあれ、
まずは原因が何かを
さぐる努力が必要です。
「そんなの、わかんないよー?!?!」
といって、
投げてしまっては
そこで終わりです。
とにかく、まずは、
考えて動く。
これ、鉄則です。
お子さんが食が細い、
というか、
あまり食べない理由として
一番大きいのは
「美味しくないから」
なのです。
これで私、
全国のお母さんたちを
敵に回しましたね(笑
しかし、ちょっと待ってください。
私はあなたの料理の腕が不味い、
といっているのではありません。
疑うのは料理の腕なのではなく、
まずは食材の質、なのです。
子どもは、とても敏感な味覚をしています。
また味覚だけでなく、
とにかく五感の発達が
目覚ましい時期です。
しかも、7歳までは夢の中、
と言われるように、
7歳までは「あちら側」の世界と
繋がっていたりします。
そのため子どもたちは、
自分が食べたいものか、
食べたくないものかを
瞬時に判断します。
目の前に出された食べ物を見た瞬間に、
それを自分が食べたいかどうか
即座に感じ取ってしまう。
それは、お母さんの料理が下手、
とか以前の問題で、
まずは食材に
生き生きとした生命力があるかどうか、
ということが問題になります。
例えば私たち大人でも、
目の前に出された食材が、
全然新鮮じゃない野菜や
ちょっと臭うお肉だったりすると
いくらお腹減ってても
食欲わきませんよね。
子どもたちは大人より、
身体感覚的に動物に近いので、
自分たちを元気にするものを
誰よりもよく知っています。
だから子どもたちこそ、
例えば農薬を使っていない野菜や
本当に健康に育った牛のお肉など、
食べ物として、生き物として
エネルギーに満ちたものを
食べたいと思っています。
つまり、子どもが食べない理由、
それは、
「食材に生命力がないから」
というのが、
とても大きな理由です。
だったら、
生命力の高い食材に
切り替えてみてください。
近所にいい野菜を売る店がなくとも、
今は通販やネットで
いくらでもなんでも買える時代です。
もし試したことがないから不安、
というのであれば、
この機会に試してみたらいいじゃないですか(^_−)−☆
大人でも、
本当にいいお野菜、
本当にいいお肉
本当にいいお魚を食べると、
美味しくって元気でます。
何も、最高級食材を仕入れてください、
と言っているわけではないですが、
野菜であれば、
最高級のものでも
数百円ですみます。
(お肉やお魚で
最高級のものは、
何千円としてしまうので、
毎日は大変です)
私はこういう質問をいただくと、
必ずお伺いしていることがあります。
まずそもそも、
なぜたくさん食べてほしいと
思うんですか?
ということ。
なんでもたくさん食べるのが
丈夫で元気な子、
という概念が、
皆さんにはあると思います。
確かに、パクパク食べてくれれば
心配ないですし、
こちらもストレスを感じません。
しかし大前提として、
子どもたちは、
自分がほしいものだけを
ほしいときに、
食べたいだけしか食べないのです。
大人はアタマで食べるけど、
子どもは動物的本能で食べる。
ただそれだけなんです。
だからといって、
少食なのをそのまま諦めるのではなく、
最低限にできる工夫だけしておいて、
あとは子どもの判断で任せる、
でいいのです。
その最低限にできる工夫とは、
切り方を工夫するとか、
調理方法を工夫するとか、
色や形にこだわるとか
小手先のことに没入してしまい
ストレスを感じてしまうのではなく、
まずは、食材の質を
高めてあげてみてください。
子どもたちの、
心から食べたい!という
動物的欲求のスイッチは、
本当に生命力溢れる
食材でないと
押してあげることができないのです。
お子さんが少食な理由は
他にもありますが、
今日はここまで。
そしてもっというと、
生命力あふれる食材を食べることが、
子どもたちの真に生きるチカラや
本来持っている能力を引き出し、
輝かせてくれるもの。
そういうものを一つでも、二つでも、
できる範囲で構わないので、
食卓に入れてあげてください。
毎日の小さな積み重ねが、
将来の大きな違いを生み出します。
”子どもが少食なんです”
ということからは、
わかることがたくさんあります。
また明日には、
これとは別のケースで
子どもが食べない理由について
ご紹介したいと思います。
今日もお読みいただき
ありがとうございます。
食べる筋トレレシピの専門家
ギール里映