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幼稚園・保育園での食育と家での食育の違いとは?

こんにちは、ギール里映です。

 

 

幼稚園や保育園で
給食がある、
というご家庭で、

 

 

給食では食べるけど、
家では食べてくれない
と悩むお母さんは多いですね。
その理由は一般に、

 

 

*給食では、お友達と一緒なので
雰囲気で食べられてしまう

 

*子どもたちの好きそうなメニューが
考えられているので、
こどもが食べやすい

 

というふうに考えられていますが、
これって本当でしょうか?
一つずつ、考えてみましょう。

 

 

1 お友達がいるから食べることができる
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

みんなで一斉にいただきますをし、
楽しい雰囲気のなかで、
保育士さんたちが上手に声かけしてくださるので、

 

 

確かに、食べやすいと思います。

 

 

また、早く食べたら早く遊べる
というのも、
動機の一つになるのでは?
しかし家では家族だけ。

 

 

下手をしたら、
一人っ子で兄弟は自分だけ、

 

 

そしてお父さんも仕事で遅い、
となると、

 

 

お母さんと二人っきりでの食事、
なんていう家庭も多いと思います。

 

 

そうなるとどうしても
お母さんも家事をしながら
食べさせたり、

 

 

一人でテーブルで食べる子ども
というのも珍しくなく、

 

 

食事の時間が曖昧になったり、
食べているうちに
集中力が切れたりします。
また相手がお母さんだと
甘えがでてしまって、

 

 

食べずに遊んでしまったり、
ぐずったりしがち。
なので、
これに対する対処法としては、

 

 

食事の時間をきっちりと決めて、
家族が一緒に食卓につき、
いただきます
ごちそうさま
をきちんと言うという
習慣を作ることです。

 

 

これ、すぐにできなくても
いいんです。

 

 

とにかく毎日とりかかり、
少しずつ、
習慣にしていくことが、

 

 

特に離乳食完了期から
3歳ぐらいまでの間
できればいいのです。

 

 

習慣は、1日では作られません。
毎日の積み重ねが大事です。

 

 

だから保育園、幼稚園でも、
習慣化しているので、
こどもたちが食べることができるんです。
家でも、とにかく習慣にすることを
こころがけてみましょう。

 

 

 

2 子どもたちの好きそうなメニューが
考えられているので、こどもが食べやすい
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

これを考えると、
ちょっとハードルが高い!!!
と感じるお母さんが多いと思います。

 

 

幼稚園、保育園のメニューは
栄養士さん、管理栄養士さんが
考えているので、

 

 

栄養バランスもよく、
彩もよく、
バリエーションも凝ってて、
とても家では太刀打ちできない…
と思うのが
当たり前ですね。

 
 

私はそもそも、
この考え方自体がおかしいと
思っています。

 

 

*栄養バランスについて。
============
今の日本は、
現代栄養学に基づいて
カロリー計算や栄養計算が
なされています。

 

 

そしてそれに基づいて
幼稚園、保育園、そして
小学校などの給食が
作られています。

 

 

しかし、この栄養学が
戦後日本に入ってきてから、
日本人のカラダは大きくなりましたが、
病気になる人がどんどん増えている
という状況です。

 

 

いまや、何らかのアレルギーがあると
診断されるお子さんは2人に1人。

 

 

発達障害と診断されるこどもは
100人に6人。

 

 

うつのこどもも、
このままの増加率でいけば、
2025年には
2人に1人がうつになる、
と言われています。

 

 

つまりこれは、
私たちが”正しい”と信じて
食べ続けてきた食事に
なんらかの問題があるのでは?
と私は思います。

 

 

”栄養バランス”に捉われすぎ、
それに振り回されて、
こどもたちにとって本当に必要なこと
見落とされてしまっているのです。

 

 

 

*バリエーション豊富なメニュー
===============

 

 

幼稚園や保育園の
メニュー表を見ると、
本当に毎日、
すごいバリエーションで
メニューが考えられています。

 

 

これって、
プロの栄養士さんが、
お給料を頂いて考えているもの。

 

 

母である私たちは、
栄養学のプロではないし、
ましてや母業にお給料はでない。
それでも、毎日メニューを考えて
作らなければならない。

 

 

そこに、プロのレベルを求めるのは
無理ってものじゃないかい???
女だから、
手先が器用なわけじゃない。

 

 

母親だから、
料理が得意なわけじゃない。

 

 

世の中には、
不器用で、
料理も得意じゃなくて、
だけども一生懸命
母親業をしている人たちが
大勢います。

 

 

私はむしろ、
そんな人たちのほうが
大多数ではないか???
と思っています。

 

 

そんな私たちが、
保育園・幼稚園の給食と
同じ土俵で戦うのは無理です。

 

 

だから私は家庭では、
全くべつのアングルが必要だと思っています。

 

 

もちろん、
料理が得意な人は、
いろんなバリエーションを作ったり、
キラキラな盛り付けとかを
試してみてもいいとは思いますが、

 

 

子どもに必要なことは、
私は、
もっと本質的なことだと思うのです。

 

 

とくに3歳までのお子さんは、
たくさんのバリエーションを知ることよりも、

 

 

食材ひとつひとつの味だったり、
家庭のご飯の基本となる
メニューの味を知ったり、

 

 

一つずつ、丁寧に
味覚を育てていくことです。

 

 

だから何と言われようとも、
家で幼稚園ばりのバリエーションはいらない。

 

 

我が家の味となるものを、
一つずつ、
覚えさせてあげたほうがいい。

 

 

それが、こどもの味覚の
土台になります。

 

 

どんな建物でも、
土台がしっかりしていなかったら、
あとで簡単に倒れます。

 

 

こどもの味覚も
同じです。

 

 

土台がしっかりしているから
将来その上に、
いろんな経験を乗せることができる

 
3歳までのこどもに必要なのは、
まずは味覚の土台を
作ってあげることなんです。

 

 

不器用でもいい。
料理上手じゃなくてもいい。

 

 

まずは素材の味を一つずつ、
しっかりと伝えるところから
始めればいいと思います。

 

 

そのためには、
食材の質には
こだわってみたい。

 

 

高級食材を買ってほしい、
というわけではありません。

 

 

食材として、
食べ物として、
生命力を感じるものを
選んであげてください。

 

 

その軸さえぶらさずに
毎日の食卓を囲むことができたら、

 

 

こどもたちは自然に
いろいろと食べるようになっていきます。

 

 

どうかいらないところで
いらない心配をしすぎて
時間と体力と労力を
無駄遣いしないでくださいね!

 

 

本日もお読みいただき
ありがとうございます。

 

 

食べる筋トレレシピの専門家
ギール里映

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